0015:1999年ルマン24時間
今年もルマン24時間レースが開かれ、昨年に続きアウディがディーゼルのR10で優勝しました。さて、今回は1999年です。この頃はまだ普通の地上波TVで中継が行われていました。前年あと一歩で優勝を逃したトヨタはこの年限りでF1に注力するためルマンを去ることが発表されており、応援に力が入っていました。
そのトヨタの主力兵器はTS-02でした。前年のように「日本人クルーは霜降り塗装」などにはならず、「3」の片山・土屋・鈴木トリオ(メーカー不詳、イタリア製?)が24時間を走りきって2位に入りました。ポールポジションで期待された「1」ブランドル・コラール・ソスピリ組(Minichamps製)はトラブルでリタイアしています。
ライバルと目されていたのがメルセデスCLRです。しかし、予選中・決勝当日のウオームアップ中・さらに決勝スタート後5時間ほどの3回、マシンが路面から浮き上がってクラッシュするという前代未聞のトラブル(こちらとこちらでその画像・映像が見られます)から、残った1台もリタイアすることになりました。この「4」は、予選・ウオーミングアップの際に舞い上がったウェーバー組の車両です。このモデルはSpark製で実車メーカーとの契約からナンバーなどのデカールなしで市販されており、手元に到着後資料をあさってデカール張りを行いました。
最終的に優勝したのはBMW V12でした。トヨタ・メルセデスなどのGTと異なり、オープンボディのLMPマシンで、馬力では劣るものの太いタイヤなどのメリットもあり、規模でまさる2つのワークスを抑えることとなりました。このモデルは(ちょっと珍しい)JADIモデルクラフト製です。
99年のルマンでポールポジションを獲得したトヨタTS-020(GT-1、写真上)と、同型車で2位に入賞した日本人クルー(片山・土屋・鈴木選手、写真下)です。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント