0014:悲しいガジェットたち
昔から「電子小物:ガジェット」が大好きで、住所録や電話帳、予定表などをいれて持ち歩いていました。インターネットの進化に伴い、ノートPCは持ち歩くのが重いし、何とかならないかと(実はポケットポストペットまで購入して)頑張っていました。そんなガジェットたちですが、古いものが出てきたのを機会にちょっと並べてみることにしました。
シャープの初代「ザウルス」です。スタイラスペンによる日本語入力は感動的でした。住所録データは確かエプソンのワードバンクミニ(そういえば、こいつが本当の初代ガジェットかも)から赤外線で送り込んだような記憶があります。スウェーデンの自動車に貼るナショナルステッカーがEU仕様なのが泣かせます。結構使ったため電池の消耗がやたら早かったように思います。これが娘の引き出しから発掘されたのが今回の記事のきっかけになりました。
ちょっと小さくなり、単三電池1本で稼働するようになったザウルスです。データは先代のものを赤外線で移しました。結構大きさもリーズナブルになったのですがなぜかあまり使われず、ほとんど引き出しの中で寝ていました。
NTTドコモのアナログ携帯電話と専用ケーブルで繋ぎ、出先でもウェブが見られるようになった初代「シグマリオン」です。Windows Pocketが稼働し、設定が面倒で通信速度がのろく、とても使用に耐えませんでした。PHSの通信カードを入れて使うことも出来、ドコモのカードだけでなくAir H"のカードでも使用できましたが、なにぶん通常業務に使えないのは痛く、何度か持ち出してはみたものの結局「おもちゃ」にとどまりました。この頃はどこへ出かけるにも重いモノクロ液晶のPowerBook150か、Windows98から2000にアップしたVAIO505Gのどちらかを持ち歩き、内蔵モデムでネット接続していたものです。Palm?もちろんウチには来てます。カミさんが当時ビンゴで当ててきました。でも、箱を明けてすらおりません。きっと家の中のどこかに「新品同様」で眠っているに違いありません(笑)。
時代は移り、持ち歩く端末はPowerBook G4かVAIO SRXのどちらかとなり、出先でのネット接続もモデムでなくホテルや学会場のブロードバンドか3G携帯電話のBluetooth接続のどちらかとなり利便性が向上しましたがどこまでも小さな端末へのあこがれがあり、またiPhoneまではまだ待たねばならないために昨年購入したのがX01Tです。アドレスや電話帳は何とか整備し、また写真なども入れてはみたもののの使い勝手が悪く、SIMカードは古い端末に戻してもはや引き出しの中の肥やしになっております。iPhoneの詳細がわかるにつれ、きっともう触る日は来ないだろうと思います。でも、SoftBankとの契約ではあと1年近く買い換えられないのが痛い。
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