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2015年6月25日 (木)

0039:1966年ルマン24時間

Lemans19661

 1966年〜68年のルマンに関してはすでに「0010」でまとめてあるのですが、優勝車のみでありちょっと現在のレベルに達していないのを気に掛けておりました。今回、その後コレクションに加えた重要な2台をまじえて撮影し直してみました。なお、同年の日本GPの参加車両はこちらにアップしてあります。比較すると興味深いです。

Lemans19662 優勝車、フォードGT Mk IIです(IXO製)。ドライバーはB.マクラーレン/C.エイモン組でした。64年デビュー以来ぱっと他成績を残せずにいたGT40の車体に7,000ccのエンジンを突っ込み、デイトナ24時間・セブリング12時間に圧勝し、ルマンも1-2-3フィニッシュで初制覇しました。前年度のMk IIとはスペアタイアの収納方法が変わり、ノーズの無駄な長さがなくなっています。前出0010でアップしたBang製のモデルと異なり、スマートな仕上がりが気に入っております。

Lemans19664 写真に撮るとちょっとイマイチな出来に見えてしまうイタリア・Brumm製のフェラーリ330P3。この「27」はリタイアしています。前年度ワークスの330P2がつぶれてしまったものの伏兵の250LMが優勝して「常勝チーム」の面目を保ったフェラーリでしたが66年はとうとう一敗地にまみれてしまいました。この年のルマン出場車については、ヘッドライトが厳重にシールされているのはいったいどうしてなのでしょうか。

Lemans19663 個人的に非常なお気に入りの車種、シャパラルの2Dです。前年まで米国のCAN-AMシリーズで走っていたグループ7のFRPモノコックを基にルーフ・ウインドシールドなどのボディワークを構築して米国のみならずヨーロッパラウンドを含む耐久レースシリーズに挑戦を始めたものです。このルマンではリタイアしたものの直前のニュルブルクリンク1000kmで優勝していたため相当な期待を抱かれていたようですが残念な結果でした。こちらもヘッドライトのテーピングをしっかり再現しています。

Lemans19665 ところで、シャパラルはミニカーでも相当な人気者であり、Minichampsはこのようなデコレーションの箱入りでの販売をしていました。Can-AMシリーズで走っていたシャパラルの何車種かも同様な扱いを受けています。コレクションするにはちょっと収納に困ってしまうのは仕方ないですね(笑)。

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