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2016年5月23日 (月)

0058:1987年ルマン24時間

Lemans19871_2 Lemans19872_2 常連のポルシェのほか、同年の選手権で好調だったジャガー、メルセデスのほか、日本からはマツダ、ニッサン、だけでなくトヨタも本格参戦してきました。優勝したのはポルシェワークスのH-J. スタック/D. ベル/H. ホルバート組の駆る962C「17」でした。ポルシェの総合優勝は7回連続の12回目となりました。日本勢はマツダ757が7位で完走。
 写真2枚目のポルシェ「203」は、スーパースポーツ959のルマンGTPタイプとなる961ですが、残念ながらリタイアしています。

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0057:1986年ルマン24時間

 

Lemans19861 ワークス参戦がポルシェのほか、ジャガー(TWA・シルクカット)・メルセデス)ザウバー)の他、ニッサンも加わりました。さらにマツダも3ローターの757を登場させています。  ヨーストは3連勝に向けてペースを上げ、ポルシェワークス2台との一騎打ちとなりましたが、ヨーストは事故とトラブルで脱落し、優勝車はポルシェワークスのD. ベル/H-J. スタック/H. ホルバート組のポルシェ・962C「1」となりました。初出場のニッサンは16位で完走しています。  

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0056:1985年ルマン24時間

Lemans19851 前年度不参加だったポルシェワークスが962Cで復帰しました。しかし、予選こそ速かったものの、決勝では燃費重視の燃料噴射設定のためプライベートの956Bに先行を許す結果となってしまいました。優勝者は昨年と同じニューマン・ヨーストレーシングのC. ルドヴィック/P. バリッラ/R. クラージェス組956B「7」でした。

Img_1645 この年、トヨタは初めてグループCカー:トヨタトムス85Cでル・マン24時間に挑戦していました。成績は総合12位でチェッカーを受けていました。この時のドライバーは中嶋悟であり、後年ご子息である中嶋一貴がル・マンを3度も制することになるのでうが、それはまた後から。

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0055:1984年ルマン24時間

 

Lemans19841 3年連続優勝しているポルシェのワークスは欠場しましたが、すでに市販されたいる956は16台にのぼりました。ワークスとしての出場はランチアのみ。優勝したのはニューマン・ヨーストレーシングのH. ペスカロロ/C. ルドヴィック組の「7」でした。この年、日本車はマツダ・童夢が参戦していました。

 

 

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0054:1983年ルマン24時間

 

Lemans19831 ポルシェは前年度の優勝車ポルシェ956のカスタマースペックを市販し、さらに性能向上を図ったワークス3台を含め、なんと計11台が出場することとなりました。

 優勝車はV. シュパン/H. ヘイウッド/H. ホルバート組の「3」。昨年優勝のJ. イクス/D. ベル組「1」はプライベーターのポルシェにミュルサンヌコーナーで追突されて大きく後退したものの、トップの「3」に同一周回の3.35km差まで詰め寄ったものの届かず、結局2位に終わっています。

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2016年5月22日 (日)

0053:1982年ルマン24時間

Lemans19821

Lemans19823_2  前年度(1981年)ルマンで翌年用のエンジンを実戦テストしていたポルシェは、新規格「グループC」で争われるようになった第50回目のルマンにニューモデル「956」を投入してきました。それまでのオープンタイプではなくクローズドボディとなり、搭載された2,649ccツインターボエンジンの出力は650PSでした。

 実力は圧倒的で、カーナンバー通りに①②③の順でチェッカーを受けることになりました。この「1」は、J. イクス/D. ベル組の優勝車です。

 実車(バイザー代わりのステッカーが色違いなのが気になるのですが)はポルシェ博物館に収蔵されていましたが、展示方法は一風変わっています。


Lemans19822_2

 実は、このように上下逆さまの展示なのです。いったい何故?理由はわかりませんでした。ちなみに、上の写真は撮影後に上下逆になり通常の向きになるように修正しておいたものです。

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0052:2015年ルマン24時間

 実は、この稿を書く前に1982年〜2010年までをすっかり埋めようと写真を揃えたのですが、忙しさにかまけてほぼ11ヶ月何も出来ませんでした。そうこうしているうちに注文していたモデルが揃ってしまい、(最新である)昨年のルマンのお披露目になってしまいました。

Lemans20151 前年「いいところで勝利を落とした」トヨタは結局年間を通して強さを保ちシリーズチャンピオンとなり、2015年のルマンには車番①と②をつけて望むことが出来ました。とは言っても、迎え撃つアウディ、そしてハイブリッド2年目となるポルシェはシーズン初頭からトヨタを圧していました。
 決勝レースは2015年6月13-14日に行われました。こちらにレポートを引用します。

Lemans20153
 優勝したのはN. ヒュルケンベルグ/E. バンバー/N. タンディ組の白い19号車ポルシェ919ハイブリッドでした。

Lemans20154 2位に入ったのもポルシェ919で、結果ポルシェのワンツーフィニッシュとなりました。やはりこういう時のポルシェは伝統の底力を発揮するものです。T.ベルンハルト/M.ウエーバー・B.ハートレー組の赤い車番17号車でした。

Lemans20152

 ところで、この2台、ボディのマーキングがロゴなのです。真上から見ると「PORSC」「NTEL」「PERF」などと読めます。最初の1行はポルシェ、だったとしても、あと2行は実際何と綴られていたのでしょうか。 なお、ポルシェは3台体制で、もう1台は黒い塗装でした。

Lemans20155

 3位はアウディ。M.ファスラー/A.ロッテラー/B.トレルイエ組のアウディR18 e-トロン・クワトロ車番7号車が粘りました。アウディも3台体制でした。


Lemans20156  トヨタTS040ハイブリッドのエース、車番1号車はA.デイビッドソン/S.ブエミ/中嶋一貴組で、8位に終わりました。もう1台の車番2号車はそれより1周多く走り、6位に入っていますが、いずれにしても「完敗」でした。ポルシェ・アウディが3台体制なのにトヨタが2台体制でしか挑めなかったことも問題とされていました。

 さて、今年、2016年に向けてトヨタは必勝態勢で全く新しいエンジン・ハイブリッドシステムを搭載したTS050を投入しています。(→関連記事)今年こそ!と、吉報を期待しつつ応援を続けたいと思います。

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