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2022年6月23日 (木)

0074:2017年ル・マン24時間

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アウディが2016年限りでFIA 世界耐久選手権から撤退したため、2017年のル・マンではトップカテゴリーであるLMP1にワークスで参戦したのはトヨタ・ポルシェの2社のみとなりました。前年度「あと1週」で勝利を逃がしたトヨタTS050は練習走行、予選から優れたペースを見せ、特に予選では小林可夢偉が従来のコースレコードを2秒縮めるという成果をあげていました。

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決勝では、LMP1の全車がトラブルに見舞われた影響で、終盤の時点でもLMP2の車両が総合首位につけていましたが、一度は優勝争いから脱落していたポルシェ919ハイブリッド2号車(ティモ・ベルンハルト、アール・バンバー、ブレンドン・ハートレー)が残り1時間で逆転し、ポルシェにとって19度目の優勝を飾りました。2015・16年と連覇していたポルシェは、この2017年でFIA 世界耐久選手権挑戦を休止することを発表しました。

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トヨタTS050 HYBRID決勝でも前半を1-2体制で走り続けましたが、8時間ほどで2位の8号車はトラブルにより長期ピットイン。1位の7号車は、10時間経過後の夜間のセーフティカー走行中に小林可夢偉の7号車はピット出口にて発生したハプニングにより想定していない手順で発進したことによりクラッチを破損、この結果ピットには還れずリタイアとなりました。残った9号車ものいくつものトラブルに見舞われリタイアとなり、先にトラブルに見舞われた8号車(セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、アンソニー・デビッドソン)が最後まで生き残り、格下のLMP2数台に先を越されての総合8位(クラス2位)に終わりました。

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