0071:1992年ル・マン24時間
プジョーはジャン・トッドの元で耐久テストをこなしてプジョー・905の耐久性を大幅に上げて参加してきました。トヨタ自動車は1991年シーズンを休止した間に新たにじっくり開発していた3,500ccエンジン搭載車、TS010を3台投入してきました。ロータリーエンジンが使用できなくなったマツダは独自にチューン[1]したジャッドGV10型V型10気筒エンジンをジャガー・XJR-14の車体に搭載したマツダ・MX-R01を持ち込みました。
決勝レース開始当初はプジョーの2台が先行し、5周目にマツダに抜かれたものの、電気系統のトラブルでわずかなスローダウンや数分のピットロスはあったがその他にトラブルらしいトラブルはなく経過し、デレック・ワーウィック、ヤニック・ダルマス、マーク・ブランデル組のプジョー905:1号車、が24時間で352周を走り切って優勝しました。
トヨタは関谷正徳、ピエール=アンリ・ラファネル、ケニー・アチソン組のチーム・トムスの33号車が2位に入り、トヨタにとっての最高成績となりました。
マツダは、短期間でこれまでと全く違うタイプの車両を作成して4位に食い込み、賞賛されました。
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