0068:1989年ル・マン24時間
メルセデス・ベンツのザウバー・C9はスポンサーカラーをまとわない銀色のナショナルカラーで登場し、前年度優勝のジャガーも連覇を狙っていました。ポルシェはワークスではなく、ヨースト・レーシング等有力プライベーターを支援するに留まりました。
16時間目にヨッヘン・マス/マニュエル・ロイター/スタンレー・ディケンズ組のザウバー・C9の63号車がトップに立ち、24時間で5,265.115kmを平均速度219.90km/hで走り、61号車を伴って1-2フィニッシュしました。メルセデス・ベンツの勝利は1952年以来37年ぶりでした。このモデルは優勝後間もなくにヴェネツィアで入手したもので、ほかのモデルと異なり精密度がちょっと..と言う代物ですが、このブログの中でも最長老に当たるもので、どうしても外せませんでした。
3位に入ったのは「伊太利屋」カラーのヨースト・レーシング9号車のポルシェ・962であり、レース中も一時はトップを走ったほどで、まだまだ戦闘力があることを示しました。なお、集合写真の2台のトヨタ・89Cはこの年ようやく新規開発のV8を搭載していましたが、ニッサン勢とともに全車リタイヤしています。なお、マツダは完走して7、9、12位に入りました。
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