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2024年7月 7日 (日)

0090:2010年ルマン24時間

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第77回ルマン24時間レースは2010年6月12日〜13日に開催されました。この年も再びアウディとプジョーの対決となりました。

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アウディは「R15プラス」と呼ばれる進化型を投入しました。レギュレーションの変更に伴いディーゼルエンジン搭載車のリストリクターが小径化されたために出力が低下しました。このパワー不足を補うためフロントノーズの形状を変更して分割型にするなど、フロント回りを中心に空力面の改善が施されました。
決勝では安定感を武器に逆転し上位3台を独占し、王座を奪回しました。 優勝クルーはティモ・ベルンハルト、ロマン・デュマ、ロッケンフェラー組みでした。

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プジョーは改良型の908を投入。ワークス3台、プライベーター1台で参戦しました。予選でプジョー908 HDi FAPが上位4台を独占するなどラップタイムでは目覚ましいものがありましたが、決勝ではマシントラブルが相次ぎ、全車リタイアとなってしまい、アウディに再び王座を譲らざるを得ませんでした。

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0089:2009年ルマン24時間

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第77回ルマン24時間レースは2009年6月13日〜14日に開催されました。この年も再びアウディとプジョーの対決となりました。

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3シーズン目となるプジョー908 HDi FAPは、1・2位を獲得し、アウディの牙城を崩しました。これは、先代マシンである1993年のプジョー・905以来の、非ドイツ製エンジン搭載車による16年ぶりのルマン勝利となります。

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アウディはR10 TDIの後継として開発したR15 TDIをデビューさせました。「第2世代」ディーゼルレーシングカーと位置づけています。従来のノーズの低いデザインから一新したハイノーズを導入したほか、リヤウイングもスワンネック(吊り下げ式)に変更しています。レースでは3位に終わっています。

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クラスはLMP2となりますが、2004年のルマンウィナーである荒聖治は国本京佑、サッシャ・マーセンと組んでチーム郷から出場しました。残念ながら結果はリタイアに終わっています。

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0088:2008年ルマン24時間

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第76回ルマン24時間レースは2008年6月14日〜15日に開催されました。アウディに対し、プジョーが猛チャージをかけました。

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予選こそプジョーに1・2・3位を譲ったものの、レースでは着実に順位を上げ、デッドヒートを制して優勝しました。優勝クルーはリナルド・カペッロ、アラン・マクニッシュ、トム・クリステンセンで、クリステンセンはこれでルマン通算7勝目となりました。

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レース開始早々はプジョーの3台が編隊を組みながら驚異的なペースでアウディ以下を引き離す展開となりましたが、マシントラブルやスピンなどで徐々に後退し、レース終盤にアウディとデッドヒートとはなったもののレース終盤に逆転を狙ってタイヤ選択で賭けに出たものの失敗に終わり、この年もアウディに優勝を奪われる形となりました。

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0087:2007年ルマン24時間

第75回ルマン24時間レースは2007年6月16日〜17日に開催されました。

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アウディは盤石のレース運びを行い、アウディスポーツ・ノースアメリカのF. ビエッラ/E.ピロ/M.ヴェルナー組のR10 TDIが優勝を飾りました。

この年、プジョーもV12ディーゼルの908 HDi FAPをデビューさせました。予選ではポールポジションを取り、期待されましたが2位を確保するのが精いっぱいでした。

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0086:2006年ルマン24時間

第74回ルマン24時間レースは2006年6月17日〜18日に開催されました。今回はアウディスポーツ・チームヨーストが新開発のディーゼル車:R10 TDIを引っ提げて復帰してきました。エンジンはV12ディーゼルです。

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R10 TDIの開発及びチーム運営にはヨースト・レーシングが係わり、車体はダラーラにより製作されました。エンジンは5.5 Lの水冷V型12気筒(バンク角90度)ディーゼルに、アルミニウム製のツインターボで過給を施しています。レースでは1位・3位となりました。優勝クルーはF. ビエッラ/E. ピロ/M. ヴェルナーであり、クリステンセンは3位に入賞したものの、連覇記録が途絶えることとなりました。

 

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0085:2005年ルマン24時間

第73回ルマン24時間レースは2005年6月18日〜19日に開催されました。アウディを始めとするワークスは今回も不参加で、今回もプライベートのアウディR8同志が優勝を争うかたちとなりました。

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今回の優勝者はADTチャンピオン・レーシングからの参加となるアウディR8で、優勝クルーはトム・クリステンセン、J.J.レート、マルコ・ヴェルナー組でした。トム・クリステンセンはこれでルマン6連覇。まさに優勝請負人と言えるほどになっています。

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モデルは同じくIXO製です。

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0084:2004年ルマン24時間

第72回ルマン24時間レースは2004年6月13日〜14日に開催されました。アウディワークスは今回も不参加、さらに前年度優勝のベントレーも欠場となり、プライベートのアウディR8同志が優勝を争うかたちとなりました。今回からクラス分けが変更となり、トップカテゴリーはLMP1となりました。

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優勝したのはアウディスポーツジャパン・チーム郷の荒聖治、トム・クリステンセン、リナルド・カペッロ組。ちなみに荒聖治は1995年の関谷正徳以来2人目の日本人ルマン総合優勝ドライバーとなり、さらにトム・クリステンセンはルマン5連覇で記録をさらに伸ばしました。

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モデルはIXO製です。

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0083:2003年ルマン24時間

第71回ルマン24時間レースは2003年6月14日〜15日に開催されました。レースはこれまで3連覇のアウディワークスは参加なく、LMGTPクラスのベントレーEXP Speed 8が1・2位となり、3位にはLMP900クラスでチャンピオン・レーシングから参加したアウディR8が入っています。

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ベントレーはル・マン24時間レースの初回である1923年から参戦し、1924年に初優勝、1927年から1930年には4連勝を達成する強豪チームでしたが、1931年にロールス・ロイスに買収されレース活動が封印されていました。1998年にフォルクスワーゲンがベントレーを買収したことに伴い、ブランドイメージを高めるために伝統のブリティッシュグリーンの塗装をまとって2001年から参戦していました。2001年は同じグループであるアウディの3.6リットルV8でしたが、2002年より独自の4.0リットルV8に改めていました。

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この年はこれまでアウディをサポートしていたチームヨーストが加わり、優勝者クルーはトム・クリステンセン(前年優勝)、リナルド・カペッロ(前年2位)、ジョニー・ハーバート(1991年優勝)となりました。この結果、ベントレーとしては73年振り6度目の優勝を果たし、同時にクリステンセンはドライバー史上初のルマン4連勝を達成しました。


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0082:2002年ルマン24時間

第70回ルマン24時間レースは2002年6月15日〜16日に開催されました。レースはアウディR8が1〜3位を独占、優勝はアウディスポーツ・チームヨーストのフランク・ビエラ・トム・クリステンセン・エマニュエル・ピロ組で、通算3連覇となりました。3位も同じくアウディスポーツ・チームヨーストのR8でしたが、2位は同じくアウディスポーツではあるものの、ノースアメリカのチームでした。
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このモデルはIXO製。

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0081:2001年ルマン24時間

 

第69回ルマン24時間レースは2001年6月16日〜17日に開催されました。レースはLMP90クラスのアウデイスポーツ・チームヨーストのアウディR8が1・2位を飾り2連勝、3位に入ったのはクローズドボディのベントレーEXP Speed 8(クラスはLMGTP)でした。優勝クルーはフランク・ビエラ・エマニュエル・ピロ・トム・クリステンセン組でした。
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このモデルはアウディ オーセンティックコレクション(ちゃんと社紋も外箱に印刷されています)の製品です。

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0080:2000年ルマン24時間

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第68回ルマン24時間レースは2000年6月17日〜18日に開催されました。前年まで覇を競ったワークスのうちBMWとトヨタはF1に移行し、メルセデスと日産は撤退することになりました。以前から継続参加したワークスはアウディとパノスであり、キャデラックが新規参戦してきました。

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結果はアウディの1〜3着独占。優勝はフランク・ビエラ、トム・クリステンセン、エマニュエル・ピロ組でした。かつてポルシェで参戦していたチーム・ヨーストがアウディを支えています。

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0079:2023年ルマン24時間

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2023年6月10日から1日にかけて、フランスのル・マン市のサルト・サーキットで2023年WEC世界耐久選手権第4戦『第91回ル・マン24時間レース』の決勝レースが行われました。今季50年ぶりにワークス復帰を果たしたフェラーリの51号車フェラーリ499P(アレッサンドロ・ピエール・グイディ/ジェームス・カラド/アントニオ・ジョビナッツィ組)が、“100周年記念大会”の総合優勝を飾りました。これまで5連覇を続けていたトヨタGR010ハイブリッドは、直前のバランス・オブ・パフォーマンス(BoP)が変更されたことに端を発し、レース中に小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペスの7号車を後続車に追突されて失いました。セバスチャン・ブエミ、ブレンドン・ハートレー、平川亮の8号車も序盤に好調なスタートを切っていたにも関わらず最後はフェラーリに一歩及ばず、2位に甘んじることになりました。

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フェラーリ499PはBrun製。SPARK製の1/3の価格ですが、箱も立派でディテールも見劣りしません。

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2位となったトヨタGR010は例年どおりのSPARK製。桜の花びらも忠実に再現されています。

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3位に入ったキャデラックV-Series.Rはルマン初登場。こちらもSPARK製。並べると後部車体が間延びして見えます。

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フェラーリの前回優勝は1965年。その翌年にフォードがGT40で初優勝を果たし、当時のフェラーリの牙城を崩したのです。

http://dr-memezawa.cocolog-nifty.com/collection/2006/09/001019666824_934b.html

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0078:2022年ルマン24時間

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2022年6月11日から12日にかけて、WEC世界耐久選手権の2022年シーズン第3戦/第90回ル・マン24時間レースの決勝がフランス、サルト・サーキットで行われました。TOYOTA GAZOO Racingの8号車トヨタGR010ハイブリッド(セバスチャン・ブエミ/平川亮/ブレンドン・ハートレー組)が総合優勝を飾りました。トヨタは2位に小林可夢偉組7号車トヨタGR010ハイブリッドが入り、ル・マン5連覇をワン・ツー・フィニッシュで達成しました。

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モデルはSPARK製。安定したきめ細かな造りです。

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2023年1月に開催された東京オートサロンでは車体の汚れもそのままに優勝車が展示されていました。

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