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2024年8月12日 (月)

0094:2014年ルマン24時間

 2014年6月14日から6月15日にかけて開催されました。この年のトピックはポルシェが919ハイブリッドが再参戦してきたことです。またトヨタもTS030からTS040に切り替え、ポールポジションを獲得するに至りました。

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 レース本番ではトヨタ7号車に乗るアレクサンダー・ヴルツが序盤をポールポジションからの首位のポジションをほぼ維持して、リードする展開で始まり、夜間にはアウディ勢2台に対して1分以上の差を築いていましたが、中嶋一貴がドライブしていた時にトヨタ7号車がレース残り9時間を残してアルナージュ・コーナー付近のバリアの傍らに車を停め、電気系トラブルによって痛恨のリタイアを余儀なくされました。ポルシェも一時は首位まで上がったものの。最終的にはマルセル・フェスラー/ブノワ・トレルイエ/アンドレ・ロッテラーという4年間で3回優勝した3人組が駆るアウディ2号車がトップでチェッカーを受けました。モデルはアシェットのル・マン24時間レースコレクションのもので、Spark製です。

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0093:2013年ルマン24時間

 前年度完走できなかったトヨタはTS030のフロントのハイブリッド用スペースを廃止してモノコックとサスペンションを再設計し、530馬力のV8エンジンと組み合わされる THS-Rシステムは300馬力を発生するよう改良が進みました。

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 レースの序盤はアンドレ・ロッテラーのアウディ1号車とアンソニー・デビッドソンのトヨタ8号車でトップが争われましたが、トム・クリステンセン、アラン・マクニッシュ、ロイック・デュバル組のアウディ・R18 e-tron クアトロ2号車が優勝しました。クリステンセンは9回目、マクニッシュは3回目、デュバルは初めてのルマン優勝となりました。モデルは3位となった3号車でIXO製です。

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0092:2012年ルマン24時間

 この年のルマン24時間レースは第80回目となります。連勝中のアウディは前年度のR18をハイブリッドに進化させたR18 e-tronクアトロを2台ヨースト・レーシングに委ね、ディーゼルターボのままのR18をアウティ・スポーツ・ノースアメリカから出走させました。この年のエポックは1999年を以てルマンから撤退していたトヨタがハイブリッドが許されるようになったFIA世界耐久選手権に復帰したことです。当時のTS020からの連番でTS030と名付けられ、ドイツのTMG(Toyota Motorsport)を拠点として開発されたもので、パワートレインは、トヨタの量産車向けのハイブリッドシステム(Toyota Hybrid System、THS)の開発チームの協力を得てトヨタ東富士研究所のモータースポーツ部が開発したもので、「THS-R (TOYOTA Hybrid System - Racing)」と命名されています。

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 予選ではアウディの1号車がポールポジションを、2番手にディーゼルターボの3号車が続き、トヨタ7号車は3番手となりました。しかし本番となると5時間目にトヨタ8号車は追突されてリタイア、11時間目に7号車もリタイアし、復帰第1戦での完走はなりませんでした。優勝はマルセル・フェスラー、ブノワ・トレルイエ、アンドレ・ロッテラー組のアウディ1号車でした。モデルは前年同様IXO製です。アウディはこれでルマン通算11勝となりました。
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 前年までアウディと覇を競っていたプジョーは参加を取りやめており、そこに登場してきたトヨタがプジョーと似通ったブルーを配した塗装だったのが個人的にはとても歓迎できず、モデルの購入もためらってしまいました。そのため10年以上経ってからのヤフオク!での購入となってしまいました。こちらはSpark製です。

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0091:2011年ルマン24時間

 2011年は2007年以来となる大きなレギュレーションの改訂が行なわれました。新しいLMP1カーのエンジンは自然吸気(NA)エンジンの場合は最大排気量を3.4L(3,400cc)までとし、ターボの場合は2.0L(2,000cc)までとし、ディーゼル・ターボの場合は3.7L(3,700cc)となりました。また、KERS・フライホイールを含むハイブリッド・ビークル・ドライブトレイン・システムも新しいレギュレーションで広範囲にわたって認められました。
 LMP1クラスに出走するアウディは、前年まで運転席の部分が外部に露出されているオープンボディのアウディ・R15 TDIを使用していたが、運転席の部分が完全に覆われたクローズドボディのアウディ・R18 TDIを本シーズンより投入してきました。すでクローズドボディを採用していたプジョーも908を投入してきました。エンジンはともにディーゼルターボ。予選順位は、アウディが1位、2位、5位、プジョーが3位、4位、6位となったが、トップから6位までのタイム差はわずか0.6秒であり、両陣営の実力は伯仲したものになりました。

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 レース本番はアウディ1号車が早々にリタイアしたものの、燃費やタイヤ交換間隔などで有意であるはずのプジョー勢がトップを走るアウディ2号車を捉えることができず、優勝はマルセル・フェスラー、アンドレ・ロッテラー、ブノワ・トレルイエの駆るアウディ2号車(モデルはIXO製)となり、セバスチャン・ボーデ、サイモン・パジェノ、ペドロ・ラミーの駆るプジョー908(モデルはSpark製)が13秒854差にまで追い上げたものの連覇を逃しました。
 この勝利で、アウディは通算10回目となる優勝を達成し、フェラーリの通算9回を抜いてポルシェの優勝16回に次ぐ優勝回数歴代2位となりました。

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