0092:2012年ルマン24時間
この年のルマン24時間レースは第80回目となります。連勝中のアウディは前年度のR18をハイブリッドに進化させたR18 e-tronクアトロを2台ヨースト・レーシングに委ね、ディーゼルターボのままのR18をアウティ・スポーツ・ノースアメリカから出走させました。この年のエポックは1999年を以てルマンから撤退していたトヨタがハイブリッドが許されるようになったFIA世界耐久選手権に復帰したことです。当時のTS020からの連番でTS030と名付けられ、ドイツのTMG(Toyota Motorsport)を拠点として開発されたもので、パワートレインは、トヨタの量産車向けのハイブリッドシステム(Toyota Hybrid System、THS)の開発チームの協力を得てトヨタ東富士研究所のモータースポーツ部が開発したもので、「THS-R (TOYOTA Hybrid System - Racing)」と命名されています。
予選ではアウディの1号車がポールポジションを、2番手にディーゼルターボの3号車が続き、トヨタ7号車は3番手となりました。しかし本番となると5時間目にトヨタ8号車は追突されてリタイア、11時間目に7号車もリタイアし、復帰第1戦での完走はなりませんでした。優勝はマルセル・フェスラー、ブノワ・トレルイエ、アンドレ・ロッテラー組のアウディ1号車でした。モデルは前年同様IXO製です。アウディはこれでルマン通算11勝となりました。
前年までアウディと覇を競っていたプジョーは参加を取りやめており、そこに登場してきたトヨタがプジョーと似通ったブルーを配した塗装だったのが個人的にはとても歓迎できず、モデルの購入もためらってしまいました。そのため10年以上経ってからのヤフオク!での購入となってしまいました。こちらはSpark製です。
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