2013年6月21日 (金)

0023:スウェーデン国鉄の列車

1306sj2 1988年から90年までスウェーデンに留学していました。大学病院での仕事は脳卒中の動物実験ばかりだったので通勤はもっぱら自転車。時折駅に行くと写真左の電気機関車に引かれた列車と、青く塗られたマルメ-ルンド間の通勤電車(正面2枚窓で湘南電車に似ていた)をよく見かけました。この通勤列車の模型がほしく、一度発売予定があったため何度もマルメの模型店に通ったものですが結局入手出来ませんでした。月日が経ち、スウェーデンにもヨーテボリ-コペンハーゲン間で高速列車が走るようになりました。これが右側のX2000です。カミさんは1回乗っているようです。その後、2000年になりコペンハーゲン-マルメ間に海底トンネル+吊り橋(オーレスン橋)がかかり海で隔てられたデンマーク-スウェーデン両国が陸路で繋がり、スウェーデンの列車がコペンハーゲンまで乗り入れるようになりました。僕がコペンハーゲンでX2000を初めて見た時はこの塗装ではなく銀色一色になり「つまらなくなった」と感じたものです。X2000は日本の新幹線と異なり電車ではなく先頭の電気機関車がデザイン統一された客車を牽引または推進するというコンセプトとなっています。

 左のオレンジ色の電気機関車はRoco製、後ろの客車はメルクリン製です(ホントは一緒のレールを走れません)。右のX2000は最近天賞堂で入手したものでJeco製です。

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2006年1月11日 (水)

0004: クモヤ443/193

kumoya443
kumuya495
 クモヤ443は最初交直両用の架線試験車として製造され、主として勝田電車区で運用されていました。実車写真は昭和53年頃に撮影に行ったものです。その後、ほぼ同等の形状で交流機器を持たず、動力用のパンタグラフを2丁にした直流用のクモヤ193が製造されました。
 模型はいずれもクモヤ193なのですが、どうしても実際に触りに行った交直両用当時の方が好きなため、TOMIXの9mmゲージ製品もその塗色の「クモヤ443タイプ」になっています。市販品では正規のブルー塗装バージョンもありました。後方のHO未完成品(というより手つかずのバラキット)はいまから25年近く以前にエンドウから発売され、かつてよく訪れていた本蓮沼のエコーモデルで入手したものです。当時はすでに研修医になっており、とてもハンダ付けや吹きつけ塗装などが出来る境遇ではありませんでしたがカミさんにお金を借りて購入したのを覚えています。これもいつの日か、できればブルー塗装でなくローズピンク塗装で、前方のパンタグラフも撤去し、本来の交流機器も再現して完成させたいと思っています(なんてことを考えているからいつまで経っても手が付けられず、完成しないのです)。

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2006年1月 9日 (月)

0003: ドクターイエロー2代

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 さて、「電車もの」第2弾は新幹線の試験車です。左は以前よりTOMIXから模型化されていた「現役のドクターイエロー」電気試験車923系です。右は新幹線開業前に試験車両として造られた2編成のうち、「B編成」と呼ばれていた4両編成を電気試験車に改造した922系(初代ドクターイエロー)で、ごく最近マイクロエースから製品化されました。どちらも前回のクモヤ93とは異なり9mmゲージです。この大きさだとコレクションも楽ですが、車両をレールにきちんと載せるのに(老眼鏡がないと)一苦労です。

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2005年12月30日 (金)

0001: クモヤ93(旧国鉄架線試験車)

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 クモヤ93000。旧国鉄時代、特急「こだま」が実用化される前に「電車でどこまで速度が出せるか」を試すためこの車両に白羽の矢が立ち、 174km/hの狭軌鉄道最高速度記録を持っていた車両です。昔からこういった「ワンオフ」の電車が大好きで(模型を作るとき編成を揃える面倒くささがな い、または中間車をコツコツ作っていく甲斐性がない)、これからも何種類か登場予定です。
 実車を撮影に行って(昭和52年頃、幕張車両基地)までも自分で制作した車両は写真左側のブルー 塗装の1両です。先頭部の「お面」は、湘南型電車のマスク(つぼみ堂)をそのまま用い、車体をボール紙から、屋根は2mm厚の朴板を使って制作しました。 悲しいかな、お面がホンの僅かオリジナルと異なり、窓の上下寸法を小さくできなかったことから、塗色をブドウ色2号のホンモノ通りにすることを諦め、当時 デビューしていた後継のクモヤ191や電気機関車などと同様のブルーにクリーム色の警戒色つきにしてしまいました。それに伴い、実車は「クモヤ93000」なのですがこちらは実際に存在しない「クモヤ93001」。このナンバーや「架線試験車」などの文字は当時インレ タなどがなかったため、手描きです。写真右側は最近某模型店の店頭で発見したホビーショップモア製の完成品です。流石に出来映えは雲泥の差ですが、自分の 学生時代(もう30年近く前)のスクラッチビルド模型のレベルはこういったものでした。

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