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2005.02.28

インフルエンザ下火に

 当院へ来院される患者さんに限って言えば、「インフルエンザは下火になって」きたようです。疑わしく思って検査しても陰性に出る場合がほとんどとなりました。
 先週中に、お子さんのインフルエンザが減少し、大人のインフルエンザがいったん増加しましたがこれも先週限り。これについては江戸川区の感染症情報と一致しますが、26日(土)と、本日は明瞭にインフルエンザの患者さん総数が減り始めています。
 それに代わり、アレルギー性鼻炎(花粉症)を持っていながら気づかずにいる方が「カゼだと思うのですが...」と来院されることが増えています。東京への花粉大飛散は始まっていませんが、軽い、あるいは長引くカゼをお持ちの方は一度ぜひ鼻の中をのぞいてもらうとよいでしょう。

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2005.02.24

春一番

chinshan
 春一番が吹きました。日中はかなり暖かくなりましたね。西日本では花粉が飛び始めたようです。今日は午後から新宿に出かけましたが、小岩よりも花粉の存在を感じました。そろそろ対策を...と、数ヶ月前から患者さんにすすめながらも自分はまだ服薬を始めていません。午前と午後の診療を開始する前に自分で鼻処置をして目薬を差すだけでごまかしています。これって、後で結構後悔することになるかもしれません。新宿の後、長女に連れられて銀座の中国茶屋さんで花粉症に効果のある清香凍頂烏龍茶をいただきました。飲む前にはわからなかった茶葉の香りが飲んでしばらくしてからわかるようになったのは効果がある証拠?
 昨日までの時点ではまだインフルエンザは収まっておりません。先週までのデータはこちら(1234の順にご覧ください)。周辺から始まった黄色い注意報領域が赤い警戒領域となり都心へ及んでいることがわかります。

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2005.02.23

Bodil Forever

 先ほど、スウェーデンで大変お世話になったBo K. Siesjö教授から「妻のBodilが2月6日に亡くなった」との連絡を受けました。私たち夫婦のよき母親代わりとなってスウェーデンでの研究生活を支えていただきました。ご冥福をお祈りいたします。

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2005.02.16

インフルエンザ流行中

 江戸川区のインフルエンザはどこも大変な流行状況のようです。きょう、江戸川区医師会の医療情報委員会に出席しましたが、その始まる前の世間話で、「ウチではA型、B型の両方に陽性の患者さんもいましたよ」というお話をうかがいました。つまり、一人の患者さんがA型、B型両方のインフルエンザウイルスに感染していることになるのです。まだ当院ではそういう患者さんはいませんが、もし出たら検査ストリップ(現在使っているのはほとんど富士レビオの「エスプライン」です)は写真でご紹介したいものですね。なにせ通常は1本の「reaction」ラインと、「A」または「B」のライン各1本ずつしか出てこないはずのところが3本のラインが並ぶことになるのですから、やはり「みもの」ではあります。また、「今シーズンのワクチンやっぱり効いてないですねえ」というのも話題になりました。ちなみに、最新の東京のレベルマップはこちら
 さて、本日委員会のメンバーの一人の方からこちらの誤字を指摘されました。ちゃんと直しました。ご指摘ありがとうございました。

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2005.02.10

さらにインフルエンザ増加中

 本日の診療終了は午後7時を越え、8時近くになってしまいました。やはり主体は増加中のインフルエンザの患者さんでした。東京都各保健所における2週前のデータ先週のデータを比較してもこの傾向がわかりますが、今週のデータ(未公開)はもっとすごい数字になっているはずです。あまりマスコミでは騒いでいませんが、この背景には(1)昨年のワクチン不足騒ぎで本年度のワクチン接種が伸び悩んだ、(2)今年もワクチンの株設定が失敗して接種効果が少なかった、の双方があるのではないかと思います。
 また、治療に当たってもあくまで抗原迅速検査の「陰性」という結果を信頼しすぎると2日立っても軽快しなかった例が何例かあり、こうした検査をすり抜けるウイルスがあるのでは、と感じてしまいます。今日は「熱発してから時間経過が短い例」あるいは「明らかにインフルエンザと症状で断定できる例」には検査をせずに抗インフルエンザウイルス剤を投与してしまいました。従って本日検査をわざわざ行ったのは「まぎらわしい例」の患者さんばかり。陽性率は高かったですが、陰性例も迷った末何人かには抗インフルエンザウイルス剤を投与しました。薬局さんによくお薬の在庫があったなあと感心しています。
 さて、当院は明後日が第2土曜日の定休日のため3連休です。考えると、公立の学校も同様で、この「ミニ学校閉鎖」がインフルエンザ流行をストップできるかどうか。ちなみに、少なくなっているとはいえ、例の「ウイルス性胃腸炎」の患者さんも結構おられました。手洗い、うがいは冬の感染症予防には必須です。

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2005.02.01

インフルエンザが増えています

 昨日・今日の外来はインフルエンザ反応が陽性に出た患者さんが多数おられました。親御さんからお子さんへ、またその逆、といった感染経路も目立ちます。小岩より北にある葛飾区ではまださほどでもないようですが、小岩周辺はかなりの患者数なのではないでしょうか。主体はB型ですが、A型も検出されており、その重症度もさまざまです。
 先日講演会で会った世田谷の先生は「こちらではそれほどでもないですよ」とのことでしたが、東京都全体の傾向を示す1月19日〜23日のデータでも裏付けられます。ワクチンの効果も昨年同様「?」が付きます。ワクチン接種を受けているのに発病した方がおられます。さいわい、抗インフルエンザウイルス製剤(タミフル、リレンザ)はちゃんと効果がありますので、なるべく早期の受診→投薬をお受けになることをお薦めいたします。

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