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2005.06.30

ノンバスキュラーIVRとドライマウス

 今日の江戸川区医師会の内科系臨床研究会は聖マリアンナ医科大学の山内栄五郎助教授のお話でした。ご自身で発案・開発された複数の永久磁石を用いてIVR(インターベンション)テクニックを駆使し、胆道・膵管・消化管を吻合する方法をご紹介いただきました。すでにヨーロッパと米国での特許(!)も取得され、数少ない日本発の独自技術として世界へ発信されておられます。恥ずかしながらこの方面は不勉強で、今日の講演会で初めて知りました。今後、テレビなどでも紹介されていくことと思われます。
 カミさんは、江戸川区歯科医師会でドライマウスの講演を聴いてきたそうです。口腔内乾燥を訴える患者さんたちはたくさん居られますが、決定的な治療法もなく、シェグレン症候群の薬剤を援用しても効果がありません。おひと方、抗潰瘍剤のH2ブロッカーが若干の効果を見た症例がありますが、これも十分とはいえません。先日の日本老年学会総会では咬筋のリハビリテーションを行う機材の展示がありました。こちらも今後勉強していかなければならないフィールドです。

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2005.06.26

「木の芽どき」は「気の迷どき」?

 毎年5月・6月はめまいの患者さんが多くなります。特に今年は気候が不順だったせいか、1日にめまいの新患さんが4人も来られた日がありました。こうした季節の変わり目は体調管理をおざなりにするとカゼをひきやすくなり、三半規管に影響を及ぼすおそれがあります。
 ただ、めまいだからといってすべて耳鼻科的な疾患と片づけるわけにはいきません。中には小脳梗塞・出血や、「ワレンベルグ症候群」といわれる延髄の梗塞が混じっていることがあり、きちんとした診察が必要になります。カラッとした毎日になるのにはあと少し。めまいの時はあまり様子をみずに早めにご来院ください。

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本日は休日当番です

 午前9時から午後5時まで、休日当番です。ここしばらくは大規模な流行性疾患もなく落ち着いていたので、のどかな当番医になればよいなと期待しています。

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2005.06.25

江戸川菖蒲園は花盛り

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 すぐ近くなのに普段なかなかでかけることのない江戸川菖蒲園に行ってきました。本来の菖蒲園祭りは今月初旬に終わってしまいましたが、そのころまだ3分咲きだった菖蒲がいま真っ盛りです。かなり遠くから訪れる人たちも居られると聞きました。ほんのわずかの時間でしたが、のんびりと川風を楽しむことが出来ました。とはいえ、土手を越えて娑婆に戻ると、暑いですねえ。

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2005.06.18

老年精神医学会

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院長は老年精神医学会の専門医です。今年の総会は、日本老年学会と共同開催で、ほか老年関連の学会ともまとめられたかたちで東京フォーラムで開催されました。やはり規模はたいへんなものでした。時間の関係で十分な参加ではありませんでしたが、懐かしい出会いもありました。

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2005.06.12

第1回MPA写真展

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 東京近辺の7つの医科・歯科・薬学の大学写真部の合同展が新宿で開かれています。今回は「初顔合わせ」ということもあり、比較的おとなしい写真が集まりましたが、将来卒業後にシャッフルされる運命にある医歯薬の学生さんたちがコネクションをとっていくのは大切なことだと思います。尻切れトンボにならぬよう、また今後も続けられることを祈ります。

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2005.06.11

サーバも復旧しました

 診療室でファイルサーバ・ファイルメーカサーバとして使用していたG4 cubeが復旧しました。アメリカから調達した静音冷却ファンとHitachi 240MBドライブを組み込み、かつて自宅のcubeから1.7GHzのアクセラレータと交換した際にはずした450MHzのCPUに交換しました。やはり効果はてきめんで、これまでフリーズし放題だったのがウソのようにおさまりました。はずしたCPU(これは400MHz)はすでに表面の冷却用グリスもなくなり、表面が変色していました。マザーボードの製造年を見ると2000!すでにまる4年近く動き詰めだったのです。たまには休ませてやらなきゃ、と反省。休診日は電源を落としましょうか?なにはともあれ、120GMを越える大きなハードディスクを旧型モデルに認識させてくれる「 SpeedTools ATA Hi-Cap Support Driver」はなかなかの優れものです。これなら、自宅cubeにも導入できるかも。

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2005.06.10

Intel版MacではVirtual PCも(きっと)変わる

 本日アップされたこの記事では、Intel版Macについてこれまでとちょっと違う解説がなされています。また、公表されたコメントではMicrosoftもMS Officeをきちんと対応するとのことです。でも、最も状況が変わるのはMac上で稼働するPCエミュレータであるVirtual PCなのではないでしょうか。なにせ、ベースのプロセッサに対してはエミュレーションの必要がなく、例えばWindowsアプリケーションをMacのデスクトップ上で運用するのに最低限必要な環境を付け足せばよいのですから、かなり状況が変わるはず。ひょっとすると、今までClassicアプリがOSXデスクトップ上で直接開けたのと同様の使い勝手のVirtua PCが出来るかも知れません。逆に、MS Officeにしても(Virtual PCを介さずに)そうした簡略化されたWindows OSエミュレーションのみを付加したWindowsアプリそのままという登場の仕方も予想されます。
 とすれば、いよいよOSの壁が薄くなる可能性もあり、一段と面白いMacの世界が見られるかも知れません。確かに、Jobsの決断は「いつもと違う明日」を見せてくれます。

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2005.06.09

サーバよ、お前もか

 サッカーの日本代表、勝って予選通過おめでとうございます。
 そうしたテレビ画面を横目で見ながら、サーバとして活躍していたG4 cubeとにらめっこが昼ちょっと前から続いていました。確かに、5年もののハードディスクが苦しい音を時々立てているのは知っていました。だから、先週秋葉館にいってMaxtorの250GBを調達しようとしたのです。「120GBの枠をごまかしても、こいつだと結構熱くなりますからファン付けないとマザボをいかれさせちゃいますよ」とのご指摘。確かにそれもありなん。だから、秋葉館はあきらめて、週末までに届くようにアメリカまでcube用のファンと一緒にHItachiのドライブも調達していたのです。きょうは、その前処置としてこれまで使ってたOS10.1を10.3もしくは10.4にアップし、250GB認識のためのソフトをインストールできれば今日のノルマは済むはずだったのですが....
 実は、そのアップデートが躓き始めでした。カーネルパニックは起こすは、なんとかなだめすかしてインストールを済ませても今度はこれが理由で肝心のファイルメーカサーバが動かなかったりで大騒ぎ。最終的には暫定的に80GBの別のハードディスクを入れ、なんとか起動は安定して出来るようになったものの、ふとしたことでフリーズする病気が出現。メモリの相性かと考え、混ざっていたPC133規格のメモリもはずして見ましたが効果なし。明日の診療はどうしよう?とりあえずサーバ運用はあきらめてメインのQuick Silver上でローカル使用と行くしかないか、などと考えています。ファンと250GB!早く届かないか?

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2005.06.07

やはり、NetHawkは非対応

 何回かお伝えしてきたNet HawakプリンタドライバのMac OSX 10.4への対応ですが、本日夕刻メーカからメールが入り、やはり「10.4には対応予定がない。イメージモードで使用可能なので自己責任で」とのことでした。ああ、こうして古いハードウエアが切り捨てられていくのですね。
 とすると、今後Intelベースのハードウエアが導入されるMacのPowerPC機も、いずれそのうちソフトから見放されていく日が来るのでしょうね、古いものをこつこつとメンテナンスして使っていきたいのに、なかなかうまくいかないものです。

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2005.06.06

原因はハブのケーブル抜け

 午後の診療を始めようとして、マックの画面をのぞき込んで頭から血が引きました。最後に開いてあったFirefoxのアラートが、「...に接続できません。ドメインを確認して...」。また、ファイルメーカによる処方箋システムも同様のダウン。すわ、ネットワークの故障かと、サーバを見てもきちんと動いており、また、他の機械ではインターネットやローカルネットもちゃんと作動します。それでは、と、本体にささったLANケーブルを確認して再起動。しかし、ウンともスンともつながりません。それでは、と持ち出したのが以前ストックしておいたPCIのLANカード。でも、これは本体が認識しません。結局、ネットにつなげなければ業務は出来ず、自宅からPowerBookを持ち出して急場しのぎ。
 とりあえず午後の診療を終え、「これは新しいLANボードを買いに秋葉原だなあ」と思いつつ、ハブを触ってみると、なんと!1本だけはまりが緩くなっていたコネクタが!「カチン」とはめ込んでから画面をのぞいてみると、復旧!!....原因はハブからのコネクタ抜けだったというお粗末。まあ、部品を買った後でなくてよかったね、ということでチャン・チャン。

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2005.06.04

公式ページのリニューアル

 しばらくトップページのマイナーな更新で済ませていた当院の公式ページですが、トップページはそのままながら、患者さんたちのお役に立つ、「神経内科とは?」のページを大幅に組み替えました。ここにアクセスすれば、公式ページ内に散らばった脳卒中・頭痛・もの忘れ・めまいなどの疾患についてのページ(古いものから新しいものまで、自分が書いたものや講演会で書記を務めたものまで)へアクセスが出来ます。実は、バーレーン戦の前半をこの作業のおかげで見損なってしまいました。患者さんたちのお役に立てれば幸いです。

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