« 国際頭痛学会IHC2005(3) | トップページ | ドックを受けました »

2005.10.11

国際頭痛学会IHC2005(4)

0510IHC8
 これまで、片頭痛の起こるメカニズムは「cortical spreading depression(以下SD)」という、実験的にはKClを脳表に滴下したときに生じる脱分極(電気刺激反応)のモデルが適合するのでは、という仮説がたてられていました。現在、この仮説が仮説でなく、同様の電気反応が実際のヒトの脳でMRIやPETなどを用いて観測されるにいたり、片頭痛研究においてこれまで主として脳虚血レベル(反復的cortical SDが脳保護作用を有する、というメカニズム)で用いられてきたcortical SDが片頭痛のメカニズム研究に取り入れられるようになってきました。そうした観点から、今回の学会のひとつのメインである、脳虚血研究の大家:Michael Moskowitz教授(アメリカ)の発表は非常に重要でした。発表後のディスカッションもFerrari教授(イタリア)や、Olssen教授(デンマーク)などと丁々発止の内容で白熱していました。
0510IHC9 そうした流れの中で、一般演題でしたが興味を引かれたのがKevin Brennan先生の講演で、cortical SDが発生する様を画像記録しデジタル処理を行い脳表血管が拡張する様子をムービーで紹介していました。「発作性の脳表血管拡張」、すなわち片頭痛の発症機序が今後こうした技術などにより明確に解明されてゆくことになるものと思われます。
 今回のこのセッションへの参加者は昨日の初日と異なり、日本人の数が減り外国からの参加者が大半でした。こうした研究は日本国内では脳虚血研究者の方がまだ主流だということなのでしょう。実は、僕も脳虚血研究からこうした領域がわかるわけで、偶然の産物なのです。

|

« 国際頭痛学会IHC2005(3) | トップページ | ドックを受けました »

コメント

私の頭痛は言いたくないが老眼による視神経のオーバーロードで左目の奥が痛くなって左の肩胛骨のあたりにコリができます。マッサージ機でコリをほぐしてやると少し軽くなりますがパソコンやったり本読むと元の黙阿弥です。
何か良い解決方法はないでしょうかPC止めろ、本読むな以外の方法で・・・・若い目玉売ってないかなぁ。(^_^;)

投稿: 秦 雅幸 | 2005.10.11 午後 04時30分

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 国際頭痛学会IHC2005(4):

« 国際頭痛学会IHC2005(3) | トップページ | ドックを受けました »