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2005.12.10

老年精神医学会専門医研修会

 日本老年精神医学会が第1回目の専門医研修会を都内・虎ノ門のニッショーホールで開催しました。この学会は主として認知症の治療・研究のための学会で、かつて医局長をしていた時代、当時の主任教授だった赫先生(現・日本医科大学理事長)が会長をされたことがあります(いまでもその時のスタッフ名札あります)。さて、この学会は専門医の認定期間が5年間で、更新するためにはその間50点の研修ポイントを獲得しなければなりませんが、学会発表や論文掲載がない場合、毎年の学会参加だけでは10点ずつしか稼げないため都合で学会参加がかなわなかったケースに対応するための研修会です。きょうは親戚の法事があり、そのあとニッショーホールまで出むきました。会場のキャパシティに比し参加者は少なめで、ちょっと到着が遅れましたが無事入場出来ました。平井俊策先生・長谷川和夫先生(認知症スケールのHDS-Rを作った大家です)・斎藤雅彦先生のご講演でみっちり勉強しましたが、特に長谷川先生の「認知症の患者さんを診るのには、EBMに代表される科学的な面(evidence-based approach)からだけでなく、患者さんの内面世界を見つめるnarrative-based approachが必要である。認知症の患者さんは感情面は保たれているのに、記憶・認知が障害されたことによって現時点:『いま』はわかるがちょっと前も含めた『過去』と『未来』がわからないため非常な不安があり、これがパニック状態などの社会的不適合を起こす原因になる」というご説明は含蓄があり、非常に共鳴しました。
 さて、今日は先に記した赫先生の他、獨協医大在学中にお世話になった大森先生(獨協医大元学長、精神神経科)などの錚々たる方々がフロアにいらしておられました。専門領域以外の講演会もためになりますが、こうした専門領域の研修も(10月にあった国際頭痛学会も含めて)知識のブラッシュアップに役立ちます。同様の会が新年早々にも大阪で開催されます。さすがにそちらへの出席は無理かなあ。

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