治りにくい頭痛の対策
久しぶりにカラッと晴れて「日差しは暑いが日陰は涼しい」東京にはめずらしい夏日となりました。レジャーに最適ですが、悲しいかな本日は頭痛関連の「ADITUS全国会議」が赤坂プリンスホテルで開催され、そちらに参加してきました。トリプタンが登場して5年、「効くはずなのに効かない」「どう飲ませるかを指導できない」「予防薬の組み合わせは」などのトリプタン剤に関するノウハウを公開しあって頭痛患者さんの日常環境を改善しようという動きが続いています。本日の目玉は「月経時の片頭痛」と「薬物連用性頭痛」で、さらに「頭痛をめぐる病診連携」「トリプタン剤服薬指導」も演題に上がりました。
興味深いキーワードとして、名古屋の寺本先生が「生理に伴う頭痛を『生理痛の一部』と思いこんであきらめている女性が多い可能性がある」とフロアからコメントしておられました。その通りだと思います。婦人科の出口で待ちかまえるわけにもいきませんが、生理の際に普通の鎮痛剤を服用しても(下腹部痛はおさまるのに)頭痛が残るタイプの方は是非神経内科の診察を受けましょう。
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