鼻腔内異物とクモ膜下出血(SAH)
ただまとまりなく忙しくしているうちに10月になってしまいました。月替わり、ということは、診療報酬請求(レセプト)のお仕事があります。9月分のレセプト作業を昨日2件の研究会の後、帰宅してから始め、ようやくさっきまとめ終えました。8月末頃から秋のアレルギーによる鼻炎が始まり、9月10日頃からカゼのお子さんたちが増え(タイプはさまざま)、結構忙しいひと月でした。
9月のスペシャルその1は鼻腔内異物。みんなお子さんたちなのですが、つまっていたのは脱脂綿、細長い昆布、かゆみ止めパッチなどと非常に多彩でした。これによって蓄膿症のような黄色い鼻汁が続いて来院されたのです。かつてはBB弾などの丸い異物が多かったのですが、いったいどうやって入れてしまったのでしょうか。
また、いままで頭痛もちでなかった人に突然激しい頭痛が始まり、とりあえず鎮痛剤を飲んだら治まってきた、と歩いて来院された方(血圧が高いだけで髄膜刺激症状なし)はCTを撮ってみたところなんとクモ膜下出血(SAH)でした。もちろんスグに脳外科病院へ転送しました。まさにしばらく前にトラックバックをいただいた「walking SAH」だったわけです。この症例のポイントは「鎮痛剤が効いてしまった」というところにあります。やはり、突然始まる頭痛には用心が必要です。
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コメント
こんにちわ.目々澤先生.
トラックバックありがとうございます.
「る.まん」のコレクションすごいですね.
今後ともよろしくお願いいたします.
投稿: FIREBIRD | 2006.10.02 午後 02時38分