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2007.01.27

CGA循環器研究会

 経団連ホールで本日開催されました。本来は東京女子医大東医療センター内科・大塚教授を中心とする会で、今回の世話人は同センターの柴田講師でした。CGAとは、(ぼく自身はまだよくわからないのですが)患者さんに対し総合的機能評価を行う手法の医療姿勢を指すようです。本来のテーマに沿った4演題の他に、今回は特に認知症にスポットを当て、梶原診療所在宅サポートセンター・平原佐斗司先生と日本医科大学武蔵小杉病院内科・北村伸先生が特別公演を伺いました。
 平原先生はケアマネージャー資格を有する看護師さんを同席させた特別外来で認知症を早期診断し、病期の浅い段階から(治療・患者家族教育を含め)早期介入を行い、できるだけ在宅・旧来コミュニティの中で訪問診療を中心に見守る手法をとって好成績をあげておられます。当院ではとても実現が難しそうなアイデアですが、なるべく施設入所や入院に頼らずに認知症治療に当たられることは敬服に値します。
 北村先生は小生の医局の先輩にあたりますが、今回のような系統的な講演をうかがうのは全く初めてのことです。アルツハイマー病と脳血管障害の関連の第一人者で、これまで「別物」扱いだったアルツハイマー病と血管性認知症がオーバーラップがあることを早くから提唱され、今回はその鑑別につきじっくりと伺うことができました。最終的な鑑別はPETによるβ-アミロイドの画像化か、SPECTによる後部帯状回・側頭頭頂葉の血流障害を確認しなければ、というポイントについてはフロアから「MRI程度で何とか評価できないか」との質問がでましたが、やはり最終的には「患者さんをいかに診察するか」が重要だ、と締めくくられました。確かに認知症診断に簡単な近道はないようです。北村先生の「ご長寿よろず診察室」はこちらから読みに行くことができます。

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