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2007.04.03

タミフル騒動へのコメント(東京新聞)

0703newspaper 先日北総病院からの帰り、電話でインフルエンザに対するタミフル治療へのコメントを求められました。当院ではもともとリレンザの処方が多かったこと、またインフルエンザの診断がついた際には抗インフルエンザ薬の選択につきよく説明していること、リレンザ使用の症例のうちお年寄りの一例で精神神経症状が出た例もあること(メーカーを通して報告済み)などをお話ししました。
 今夜の(いけない、アップが遅れて昨日の、になってしまった)東京新聞の夕刊にそのコメントの一部が紹介されていました。タミフルにせよ、吸入薬で今のところ10歳代の症例への投与自粛勧告のないリレンザにせよ、どのように使用すれば安全であるかのガイドラインが不明確なのは困りものです。ちなみに、リレンザについては小児への投与量は大人と同等の10mgとされているのですが、当院での経験では体格の小さなうち(だいたい体重30kgが境界)はその半分の5mgでも十分で、そのように処方しており、十分な効果があることを確認しています。
 当院周辺のインフルエンザはようやく下火になりましたが、今年のように2月末に始まり3月にピーク、という流行のパターンは初めてです。「漢方薬の麻黄湯(まおうとう)でも効果」という記事には心動かされますし、「安静にして水分補給」という王道にも興味がありますが、「一日も早くなおりたい」というリクエストにはお応えしない訳にはいきません。また来シーズンも同様のことで悩まなくてもよいようにしっかりしたガイドラインが示されることを望みます。

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