Brain '07 (Osaka) <3>
本日はBrain '07第4日目です。昨日大阪まで来て今朝のセッションに間に合わせました。なにせ、本日の「Meet the Histry」は朝8:30から始まるためどんなに早朝に東京を出ても間に合いません。
「Meet the History」は、脳循環・代謝にかかわる著名な研究者を招待し、各の業績と次世代の研究者へのアドバイスを語ってもらうというセッションです。自分が現役で研究生活をしていた頃に論文で文献引用をした有名な教授たちが顔をそろえ、まさに「Living history」という感じでした。もちろん、小生の恩師、ルンド大学のBo Siesjo教授もその中の一人です。
司会をつとめる会長・阿部教授(岡山大学)の紹介に従い、各人5分のスピーチというわけなのですが、そうもいかないのがこの面子で、事務局で活躍していた旧知の神谷達司先生などは初日から「ちゃんと時間に納まるかが不安なんですよ」と心配していました。多少の超過はあったものの、無事全員のスピーチが終わり、記念品の贈呈がすみ、なによりでした。
二人の方が「まだ私はHistoryではないのだが」とおっしゃっられましたが、特に印象に残ったのが「The negative data which is not published is often very important」「Face to face comunication is much useful than internet」と話されたMoscowitz教授でした。
現在は望めば(実験用)小動物のためのCT/MRI/PETも入手できる時代で、研究には巨額の資金と尖ったアイディアが必要な時代となっています。こうしてちょっとでも研究生活を振り返るチャンスが得られたことは幸せでした(同窓会のようなものかも、そんな年齢なのかも知れません)。これを書いているのは新幹線の車内。東京に戻ればまた明日からいつもの診療です。
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