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2007.10.31

ハロウィンのカエル

0710tsukinofune わが家のご近所においしいパン屋さんがあります。「こやなぎパン工房:月の舟」といい、表には写真のカエルの銅像があります。いま、このカエルは黒い帽子をかぶり、ハロウィンの装束です。夏には、アロハシャツを着ていたこともあります。院長は、こちらの「アップルカスター」というパンが大好きで、時々おじゃましては130円を払ってパンを一個だけ買ってきます。これは、パンを買いに行った30日の写真。もう、今日は31日。ハロウィンの日になってしまいましたね。Trick or treat!

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2007.10.28

小人閑居して....

 26日、Macintoshの新しいOS、「10.5 レパード」が発売されました。5台にインストールできるというファミリーパックを購入し、インテルiMacにまず導入したところ、無難であったため、ノート型2台(MacBook、PowerBook G4)にもインストールを行いました。実はPBG4インストールに際しては旧型でもありHDD空き容量も少なく果たしてどうなるか心配だったのですが、無事2台ともインストールには成功いたしました。しかし、どちらも起動時のパスワードを受け付けてくれません。つまり、2台とも動かんわけです。
 そうこうしているうち、Appleからは「Login & Keychain Update」なるアップデートが公開されました。でも、ログイン出来なければアップデートも不可能。インストールディスクで立ち上げてパスワード変更を行ってもダメだったため、ディスクに余裕のあるMacBookは新規インストールを実行しています。しばらくノート型なのにパスワードなしで行くしかなさそうで、これって、バグでないのかい?
 そのほか、昨日は壊れてしまった受付のPCのモニタを新品を買ってきて更新し、さらに本日はApple TVを我が家のTVに導入しました。不善をなしまくっております。
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10月30日追記
 友人から指摘があり、ここに解決策が載っていました。やっぱり、バグでしたね。

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学会・研究会報告

第19回日本脳循環代謝学会総会(25〜26日:盛岡)
0710cbfm_morioka 前日の評議員会にはきっちり出席したものの、スケジュールの都合で学会そのものの参加は25日午前のみとなってしまいました。ここでは、日本医科大学の附属病院(千駄木)と北総病院(印旛)両者のSCUからt-PAの使用成績発表がありました。また、脳卒中急性期の治療方針決定の指針として「diffusion-perfusionミスマッチ」の画像化が重要な役割を担うため、最新の3テスラのMRI・旧来の1.5テスラMRI双方を用いた研究も発表されていました。今回から、本学会総会への参加で日本脳卒中学会の専門医クレジットが取得できるようになりました。これは大変な朗報です。
第3回神経・筋疾患に関するボツリヌス療法懇話会(27日:東京ステーションコンファレンス)
 眼瞼痙攣などの治療に用いられる「ボトックス」に関する研究会です。特に興味があったのが、名古屋の寺本純先生の「緊張型頭痛と頭頚部ジストニー」という発表で、午前の診療(遅くまでかかってしまいましたが)を終えるやいなや診療室を飛び出してなんとか間に合いました。緊張型頭痛の中には「頚や肩の筋肉に若干なりとも左右差のある」症例があり、そうした症例は実は国際頭痛学会分類では緊張型頭痛と異なる「頭頚部ジストニーによる頭痛」と考えられ、ボトックス治療が有用である、とのことでした。確かに、当院の緊張型頭痛の患者さんの中には一月ごとに局麻剤のトリガーポイント注射を受けておられる方があり、立派に左右差もあることから、こうした症例にボトックスを使用すれば頭痛のない期間を遥かに延長できるのかもしれません。
 耳慣れない「痙攣性発声障害(Spasmodic dysphonia: SD)」についての帝京大学・小林先生のご講演も筋電図をつけた注射器で前頚部から声帯そのものにボトックスを注入するという治療法も含め大変勉強になりました。
第11回東部脳神経外科フォーラム(27日:東武ホテルレバント)
 脳卒中の急性期受け入れなどで都東部の脳外科の病院にはいつもお世話になっているため、今回も参加させていただきました。脳卒中に関する演題はなかったものの、眼窩吹き抜け骨折に関する日本大学松戸歯学部脳神経外科・前田先生のご演題やガンマナイフに関する日本の第一人者・平井達夫先生の特別講演は大変興味深く拝聴してきました。

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2007.10.24

日本脳循環代謝学会総会

脳循環代謝学会総会
 第19回日本脳循環代謝学会総会(会長:岩手医科大学脳神経外科・小川彰教授)が明日から2日間、盛岡で開催されます。院長は午後6時からの評議員会に出席するため、本日午後に盛岡入りしました。こちらは約1週間前から急に冷え込んだとかで、紅葉がきれいです。
 盛岡に到着して、まず、わんこそばを食べようとしたのですが失敗、夕食は評議員懇親会のパーティー食のためわんこそばはなく、先送りにせざるをえませんでした。明日は朝8時39分からプログラムが始まります。今日は早めに寝ることにします。

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2007.10.16

IPA2007出席中です

0910ipa
 大阪・グランキューブにて開催中の国際老年精神医学会(IPA2007)に出席中です。朝7:30に始まったモーニングセッションに続き、いままでひとしきり講演を聞いていました。昼のサテライトセミナーではアルツハイマー病の根源とも言える、アミロイド老人斑の凝集抑制に働く薬剤が現在Phase IIIに入っているという話題もあり、なかなか興味深く聞いています。
 非常に印象に残った演題は二つ。「認知症周辺症状の抑肝散治療」東北大学:荒井啓行先生と、「アルツハイマー病研究update」国立長寿健康センター研究所:柳澤勝彦先生です。荒井先生のご講演は単に抑肝散のみにとどまらず、加味温胆湯や八味地黄丸(の中の牡丹皮)が認知症中心症状に効果があることなどをご紹介されました。また、柳澤先生はアルツハイマー病のトップランナーのお一人で、これまでわかっている疾病メカニズムのクリアな解説と今後の治療に結びつく原理について非常にわかりやすくご説明いただきました。
 フロア展示では、認知症の予防・早期発見に役立つソフトウエア「CogHealth」を開発したオーストラリアのDavid Darby博士としばらくお話しでき(ソフトはWindows版もありますが開発はMacだそうです)、また、レビー小体病(パーキンソン症状と認知症症状を有する疾患)ソサエティのおばさんからは白いドットのついたリボンとブレスレットをいただいてきました。

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2007.10.14

CAR検、受けてきました

0710carken 以前講習会について記載した、自動車文化検定(CAR検)を受けてきました。会場は國學院大學で、自分にとってはほぼ「ガイコク」に等しい渋谷です。案の定、地図を読み違えて代々木の方へ行きかけ、引き返して何とか間に合いました。C/Gの二玄社から市販されていた解説本や例題集では「楽勝!」というところだったのですが、あけてびっくり、さすが自動車雑学は奥が深いですねぇ。帰ってから調べた範囲では自信なかった2問(若大将でラリーをやっていたのは?、と上海サーキットのコース図は?)はまぐれ当たりでした。でも、トータルで6割がいいところ、合格ラインの7割は果たしていかがなものか?というところでした。発表は11月中旬に連絡され、問題と解答・解説は11月26日発売のNAVI・12月1日発売のC/Gに掲載、とのことでした。

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2007.10.13

「より輝くために」

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 10月はピンクリボンの月です。いつも当院の患者さんをご紹介させていただいている、順天堂乳腺科・斎藤先生が主催された乳がん患者さんを対象とした公開講座「より輝くために」に参加してきました。本年は主たる対象を「罹患して術後の皆さんたち」に絞られたとのことで、後藤学園付属リンパ浮腫治療室の佐藤先生によるリンパドレナージについての講演・実技指導や術後フィットネス:東京YWCA「アンコア」に関する同じく講演・実技指導があり、有意義な時間を過ごしました。
 特にアンコアのフィットネスは当院の頭痛患者さんたちにお勧めしている「肩こり体操」に近く、でも普通はパンフレットを渡しておしまいにしてしまっているだけなのでこうした指導をできればな、と羨ましくなりました。
 欧米では、術後のがん患者さんたちを(敬意を込めて、と思いますが)「serviver」と呼びます。これ対し、「戦って戦って生き残ってる、というイメージがあるのでなんとなくいやですね、ですから、乳がんの患者さんたちには治療をうけて新しい人生をはじめた(re-born)、という意味を込めて『Pink Reborn-ner』とお呼びしようかと思っています」と斎藤先生は締めくくられました。先生のがん患者さんたちへの愛情が込められた一言だと痛感いたしました。 斎藤先生の「ひろばの会」ブログはこちら

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日経DIにインタビューされました

0910nikkeidi 数日前に刊行された薬剤師さん向けの雑誌、「日経DI」のパーキンソン病に関する記事の中で院長に対するインタビューの一部が掲載されました。パーキンソン病に対する薬剤の中で、L-DOPA製剤の効果を増強する薬剤「ドパミンアゴニスト」のうち、麦角系の薬剤が心臓弁膜症などの副作用を引き起こすことが最近報告され、それに対しどう対応しているかについてのインタビューでした。取材に来られた日経メディカルの佐原さんには小半刻ほどお話ししたのですが、載ったのは(幸いにして)一番肝となるところだけでした。記事を見ると直後のコメントが日本でパーキンソン病第一人者の水野美邦先生(前順天堂神経内科教授)でした。えらく恐縮してしまいました。

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2007.10.10

秋深し....

 前回の日曜日、7日は休日当番でした。ちょっと前の小雨の土曜日に運動会をやってしまった小学校が近隣で2校あり、その児童・ご家族などのカゼひきがまだ引きずっていたりして結構繁盛しました。
 この10月から小学校・中学校の生徒さんたちの医療費自己負担がゼロになったことから「カゼひいたけどどうしようかな?」と迷うケースが減り、早めの受診につながっていることも最終的な医療費削減につながるのではないかと思います。
 今日は都医師会の委員会でお茶の水まで出てきました。JRの駅にあるびゅうプラザで来週・再来週の学会へ出向くための新幹線の切符を調達してきました。大阪まで片道14,050円、盛岡まで13,840円でした。大阪のIPA(国際老年精神学会)はレジストレーションだけで83,000円もかかり、研究・研修費もバカになりません。盛岡の日本脳循環代謝学会は評議員会で出席サインをしないと評議員取り消し(!)とのお達しも来ており(前回都市センターで開催時サインをしそこねたのです)、追い詰められています。カゼをひかないように気をつけないといけません。明日からマスク着用で外来をしようかなあ。

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