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2007.11.26

CAR検・解答合わせ

 本日、雑誌「NAVI」が発売され、CAR検(自動車文化検定)の解答あわせができました。不正解だった問題は何度も見返したせいか、非常に記憶に新しいのですが、正解だった問題はほとんど「そうか、こんな問題あったんか」という程度にしか覚えておらず、自分の記憶のいい加減さが情けなくなりました。とはいえ、もう54歳ですから仕方ないかも。
 ともあれ、不適問題2問(この2問、結構苦しみ時間を浪費しました。どちらも正解がわかっていただけに)が全員正解との扱いになり、100点満点にて81点でした。CAR検についてはこれで一段落。まあ、点数が足りて何よりでした。合格率はどこかに発表されるのでしょうか。今日の時点ではCAR検オフィシャルページには何の書き込みもありません。
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 webCGに、小沢コージさんと吉田由美さんの受験記が掲載されました。この他、12月1日に発売されたCG(問題解説はNAVIと全く同一、もっと蘊蓄を期待したのに)をはじめ、いろいろ検索をかけましたがどこにも合格率は発表されていません。(12月5日追記)

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2007.11.23

クルマの冬支度

0711snowtire 東北地方の積雪のニュースが入ってきました。去年は年末にずれ込んでしまったスノータイヤへの交換を早めに済ませる事にしました。腰痛持ちのため、今年も自力での交換はあきらめ、いつもお世話になっているタイヤ館葛飾へお願いすることにしました。昨年交換の時に2本だけは新品にしてあるため、空気圧調整のみで装着。テレビとスポーツ新聞を読んでいるうちに終了しました。まだお店が混み出す前でヨカッタ。これで、いつ東京に雪が降っても大丈夫。

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2007.11.19

セララ講演会

 「セララ」は、11月から市販が開始された新しいジャンルの血圧降下剤です。これまでの降圧剤とは全く異なる「アルドステロン拮抗作用」という特性を有しており、どのような症例に向くのか、非常に興味がありました。メーカー(ファイザー)もそのあたりを察して東京大学・藤田敏郎教授をお招きして錦糸町東武ホテルレバントにて講演会を催してくれました。
 結論から行くと、メタボリック症候群で高血圧を有する例などに(インスリン感受性を悪化させずに)カリウム保持性のナトリウム利尿作用を作動させるため有用である、と言うことのようです。米国での使用例では腎機能が充分でない症例には適応しない方が良いとのことから、イメージ的には「40〜60歳前半の肥満型高血圧患者」に向いているとのことでした。

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2007.11.17

急性脳梗塞(?)

 サッカー日本代表・オシム監督の脳梗塞がニュースになりました。一日も早いご回復をお祈りします。
 「急性脳梗塞」???脳梗塞は段階的に進行するケースもありますが、ほとんど突然発症します。ですから、「脳梗塞」という病気の一時的な状態として「脳梗塞急性期」もしくは「急性期脳梗塞」という表現はあってもわれわれ脳卒中専門医は病名として「急性脳梗塞」という表現は致しません。たぶん、最初の記者会見での発表が世間を一人歩きしているのだと思います。

以下のような症状が見られた場合はすぐに救急車で「脳卒中対応型の病院」へ。
 (1) 急に左右どちらかの手足の力が入りにくくなった
 (2) 突然ものが見えなくなった
 (3) しゃべれない、聞いたことが理解できない
 (4) 突然理由なしに起こる頭痛におそわれた
 (5) 原因のわからない激しいめまい、失神
以上は脳卒中学会と脳卒中協会が一般の方々へ呼びかけている脳卒中のチェックポイントです。脳梗塞は救急疾患です。

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「はる」閉店を惜しむ

0711haru 当院のご近所にあった季節料理の店「はる」が本日限りで閉店します。お刺身などの生ものの他、オムライス、牡蠣の天ぷら、牛肉メンチなどの名物がもう食べられないかと思うと本当に寂しい限りです。ウチに来院される患者さんの中にはここでご紹介された方たちもおられました。ご贔屓、ありがとうございました。
 伺ったところ、足立区の方で新たなお店を出されるとか。ご発展をお祈りします。また、食べに行きます。遠いのでたらふく飲みに行けないのがくやしいけど。もともと、行っても食べてるだけだったろ、なんてつっこまれまりして。そう、「はる」はお酒を出すお店なのに、夜中に仕事を残している僕はビールを1〜2回飲んだだけだったのでした。小岩からまた一軒、美味しいお店がなくなってしまいました。

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2007.11.16

第2回城東循環器の会

 人形町・ロイヤルパークホテルで、講師に日本医科大学千葉北総病院内科・清野精彦教授を迎えて学術講演会が開かれました。院長は毎週金曜日午前は千葉北総病院で神経内科の外来に従事しており、その意味からは清野先生は上司にも当たります。テーマは「心血管疾患におけるマルチ・バイオマーカーアプローチ」でした。
 胸痛を訴える患者さんが外来に見えたとき、虚血性心疾患を疑った際にはまず心電図が撮られますが、それと並行してトロポニンTやBNPなどのバイオマーカーを測定して的確な診断を行おう、というのが清野先生の研究テーマです。特にトロポニンTは心筋虚血4時間以内では陰性になることがあるものの、6時間後から10日までは有用性が高く、また、心電図変化が明瞭でない心筋梗塞ではBNP測定の意義が大きいとのことでした。また、BNPは採血後に活性が低下しやすいことから測定値が安定しないことが多く、NT-proBNPの方が安定度が高く保存検体でも測定ができるため、虚血早期のみの利用にとどまらず健康診断の項目に加えてリスクを検討するのにも向いているのではないか、というお話も新鮮でした。

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2007.11.15

Car検2級、合格しました

Car検定2級合格しました
 以前書いた、Car検定(自動車文化検定)の合格通知が本日届きました。専門医試験のように通知が届いてから認定書料を払い込み、その後認定書が届くのと違い、最初にいきなり認定書が届いたのでびっくりでした。
 出来なかった問題のイメージばかり強く、自信がなかっただけに喜びもひとしおです。あとは、今月末発売の雑誌での解答・解説が楽しみです。でも、最初に宣言しますが来年実施されるという1級は絶対に受けません。実際の仕事以外でのプレッシャーはもうごめんです。

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2007.11.14

城東Warfarin学術講演会

 抗凝固薬ワルファリン(商品名ワーファリン)は心房細動を持つ患者さんの血栓性疾患予防の第一選択薬として認知されて以来、急速に使用量が増えている薬剤です。しかし、使用法が複雑(服用下での効果判定検査を見ながらのコントロールが必要)であることや食事制限がある(納豆・クロレラは摂取出来ない)ことなどから一般開業の臨床医の現場で投薬への抵抗感があり、メーカーへの問い合わせが絶えないそうです。
 このため、メーカーが学術講演会を企画してくれたようで、昨日の城東Warfarin学術講演会では、女子医大循環器内科医局長・講師:村崎かがり先生がご講演をなさいました。ワーファリンの基礎から実際のメンテナンスまでについて細心かつ最新のご講演でした。また、質疑応答の時間も十分にとっていただき、活発なディスカッションが行われました。
 大学病院での外来では効果を判定するための血液検査(PT-INR)が採血後約30〜50分で結果が届き、当日の投薬に結果を反映できますが、当院ではPT-INRは外注検査のため、結果がわかるのは翌日9時頃となり、投薬量の修正のためにはわざわざ患者さんのお宅に電話をかけて処方箋を取りに来ていただくようになっています。これはそのうちシステムを改めたいと考えるようになりました。

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2007.11.12

(自己注射用)イミグラン注射液承認へ

0711imigran 頭痛学会総会からの情報ですが、これまで「医療機関に来ないとうってもらえなかった」イミグラン注射液が、とうとう自己注射用としてのパッケージで厚労省の承認が下りたとのことです。トリプタン剤が効果があるのはわかっていても内服薬や点鼻薬だと効果の出るうちに服用ができなかった場合「効かない」ことがありましたが、これだと多少投薬が遅くなってもきちんと効果が現れますから、患者さんにとって有益といえます。また、痛みのコントロールが難しい群発頭痛の患者さんにも非常な朗報といえます。
 問題は自己注射ができるかどうかということ。練習はしていてもいざ、頭痛ありというタイミングでかなり痛い注射(インスリンとは比較にならないでしょう)を自分で行うのはかなり難しいかもしれません。いずれ市場に出てからの評価がどうなるか、ということでしょうか。発売のめどは来年春頃、とのことでした。

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2007.11.10

第35回日本頭痛学会総会

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 東海大学神経内科教授(八王子病院院長)・北川泰久先生を会長に、都市センターホテルで本日・明日と開催されます。
 一般演題では、めまいを伴う頭痛(片頭痛ではめまいが普通の人より3倍起きやすい)に関する2題の発表と片頭痛の併存症としてのアレルギー疾患(気管枝喘息・アレルギー性鼻炎)が話題となったことがトピックでしょうか。若い頃から片頭痛のあった方々も高齢になるといつの間にか頭痛が遠ざかるのは周知のことですが、これが動脈硬化の始まりが原因らしいことも発表されました。
 また、最近の頭痛学会と異なり、片頭痛ではなく緊張型頭痛(TTH:tension type headache)がメインテーマとされ、会長講演や招待講演がTTHに関するものとなりました。興味深かったのは、招待講演で片頭痛にTTHが混合し、変容性頭痛となった場合はTTHでもトリプタン剤が奏功することがある、というお話でした。確かに当院の患者さんたちでも同様の傾向があり、「なるほど」とうなづきました。
 ランチョンセミナーでは間中先生と獨協・平田教授の「片頭痛の共存症」というレクチャーがあり、片頭痛の頻度を押さえるには共存症をうまく治療していくことが鍵になる、例えば片頭痛で血圧が上がり始めた患者さんたちには「ARB」と呼ばれるタイプの降圧剤を予防薬として使用する、などすでに当院でも実施中のことも含め、明日からの診療に役立つ知識が披露されました。
 シンポジウムでは、「片頭痛の治療update」として(1)トリプタン乱用頭痛、(2)小児の片頭痛、(3)新しい予防薬、(4)今後の新たな急性期片頭痛治療薬についての発表がなされました。この中で目新しいのが「西洋フキ」について五十嵐先生(神奈川歯科)から言及されたことです(間中先生のセミナーでも触れられていました:片頭痛予防作用と抗アレルギー作用が期待されているサプリメント)。早速展示コーナーへ行き、資料を届けるようメーカーさんへ依頼してきました。そういえば、メインテーマがTTHだったためか、片頭痛薬メーカーの展示がおとなしかったようです。

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2007.11.03

ジーニアスでも駄目でした

ジーニアスでも駄目でした
 午後から銀座Apple Storeまで出むいてきました。用件は、この日の件について、です。新しいMac OS 10.5「レパード」を入れたところ、2台のノートPCが起動はしてもログインできない騒ぎとなり、半日後にアップデータが配布された、という騒ぎです。日本の中で他に困っている人が居ないのが不思議です。8文字以上のパスワードを設定しているとログインできないという話で、ウチの2台はともに8文字のパスワードでした。普通、パスワードを起動ディスクを使って変更すると何とかなりそうですがそれは全くダメ、そのしばらく後から友人に指摘されたApple自身のディスカッションボードの方法(command-sでシングルユーザモードで立ち上げてコマンド作業でパスワードを変更する)もダメ、結局1台はハードディスクの余裕があったため、新規インストールをして復旧させましたが(このためソフトいくつかは再インストールをせねばならなくなりました)、もう1台はディスクの余裕もなく切歯扼腕。で、本日のApple Store訪問となりました。
 「ジーニアスバー」に予約を取り駆けつけてみると、予約時間より多少待ったものの(曙まで「もちどら」を買いに行く時間はありました)手際よく作業を始めていただくことが出来ました。しかし、インストールディスクからroot権限を使えるようにしてログインし、立ち上げたデスクトップからアップデータをインストールし、そののちパスワードの変更をしてもやはりダメ。引導を渡されました。従って、これからフルバックアップと再インストールです。デスクトップを拝めるようになっただけマシとはいえ、いやー、参ってます。
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 とはいえ、もともと面倒くさがりのため、せっかくroot権限でデスクトップが開いているのをいいことに新規ユーザをでっち上げ、そちらにデータと初期設定ファイルを移動することで片付けてしまいました。どうせもともとのユーザ設定に何らかの異常が起こっただけですから、これで十分のはず。外付けHDDも引っ張り出しましたが結局は使わずに済みました。

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看護師さん募集中です

 当院では、看護師さんを募集中です。下記をご覧の上、ご応募ください。ご連絡は03-3657-5470まで。お待ちいたしております。

0711kyujin
(「タウンワーク」に同内容で掲載中です)

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