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2008.09.26

第6回国際脳卒中学会(WSC2008:1)

0809wso1_2 ウイーンに到着しました。一晩学会会場のすぐそばのホテルで過ごし、朝は時差で早起きしていたため、7時30分から最初のセッションから参加しました。興味ある演題を追いかけて会場を歩いていると、いろいろおなじみの方々とお会いできました。ルンドのタデウス教授もその一人で、会場内でかかってきた電話をとろうとして出口へ向かったところバッタリ。ブダペストからウイーンへ、そしてまた次もあり、喉をやられたとかでガラガラ声になっておられました。
 今回は製薬会社のブースのうち、大塚製薬が頑張っています。抗血小板剤プレタールの大々的なプロモーションで、サテライトシンポジウムを昼と夜の2回開催し、その他会場内でのサポートルームの開設(カップヌードルやみそ汁の提供)などスタッフの方々も大忙しでした。
0809wso2_2 「NR2ペプタイド」を検出すると脳虚血が起こっていたかが明瞭にわかる、という発表をされたのが米国アトランタのDambinova先生です。残念ながら一般診療所で迅速に検査ができる状態ではなく、検査設備の整った病院で処理を速やかに行って4時間ほどかかるとのことでした。確かにMRIは撮影し異常はなかったものの本当にTIA(一過性脳虚血発作)なのではないかと迷ってしまう症例もあり、実用化されれば有効なものかもしれませんが、できれば診療室内で簡単に使用できる迅速検査キットになれば一般内科医や開業医レベルで爆発的に利用されると思うのですが。すでに心筋障害を検出するキットがあり、割りと抵抗なく受け入れられるような気がします。
0809wso_5 午後のセッションでは学会の重鎮であるHacke教授からRt-PA(アルテプラーゼ)による脳梗塞急性期の血栓溶解療法が現在のリミットである「発症後3時間まで」から延長できないかという研究(3時間〜4.5時間まで、ECAS3)の発表がありました。結果はご自身「Negativeである」とおっしゃっておられました(効果はあるが出血性合併症が増す)が、果敢な研究に対し満場の拍手が送られました。
0809wso3_2 17時30分からのサテライトシンポジウムが始まる前にアトリウムで開かれた立食です。小エビのオープンサンド・肉団子(スウエーデンと同様「シェックブラ」と発音)・一口ヴイーネルシュニッツエル(ウイーン風トンカツ)などが出され、盛況でした。ちゃんとデザート兼炭水化物供給源的なスイーツも出され、ここで夕食を済ませたことにことにするため、ちょっと時間が早いもののがっちり食べて参りました(結構ケチしてます)。会場の近所にコンビニや飲料の自販機がないのがえらく不便です。いま、現地時間で9時30分ですが、そろそろ床に就くことにします。

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