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2010.08.29

iPadとiPhoneがファイルメーカークライアントになる!

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 iPhone登場以来、いままで長いこと待っていた「ファイルメーカーPro」のクライアントアプリケーション「FileMaker Go」がとうとう発売されました。iPhone用が2,300円、iPad用が4,600円と決して安くはありませんが、当院の(処方箋を含む)文書システムの一角とできそうなことを考えると高価とは言えません。早速インストールしたところ、院内のLAN(有線/無線)に建ててあるファイルメーカーProサーバ(7)のファイルをあっさり開くことが出来、閲覧・入力ともスムーズに出来ました。
 ということは、患者さんへの質問紙による問診もiPadから可能となるわけで、今後院内文書の大幅なイノベーションができるのではないかと考えられます。とはいえ、そう言う場合にはiPad用にファイルを作らなければいけないわけで、暇と根性が必要です。どちらかというと往診用に3G経由でiPhoneから処方内容の確認、というぐらいが当面の使用範囲ということになりそうです(結論はちょっとしょぼくなってスミマセン)。

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2010.08.28

長野での結婚式へ日帰りで行ってきました

1008zenkoji 長野市善光寺にて親類の結婚式があり、診療をお休みして出席してきました。8月最後の週末とあって、往路の長野新幹線は混んでいましたがなんとか自由席でも座ることが出来ました。挙式は善光寺内で仏式で行われました。仏式の結婚式は初めてであり、それも由緒のある善光寺でしたからよい経験が出来ました。披露宴は門前の「藤屋」で行われました。もとは旅館もしくはホテルだったらしいですが、クラシックな建物をレストアして「The Fujiya Gohonjin」となっており、披露宴でもモダンなお食事がサービスされました。まわりの建物も本屋さんにせよ甘味屋さんにせよ(郵便局まで)古い建物を生かしたリニューアルがされておりこの一角は風流な味わいを感じました。藤屋むかいの「風月堂」の「玉だれ杏」は池波正太郎さんも絶賛されたとかで、ひとつ(140円)いただいたところ非常に美味しく、思わずお土産に仕込んでしまいました。
 なにはともあれ、荘厳な挙式と和やかで美味しい披露宴でした。若いお二人の未来に幸多からんことをお祈りいたします。

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28日(土)は臨時休診です

 本日は都合により臨時休診とさせていただきます。どうぞご了承ください。
 また、9月21日(火)にも臨時休診をとりますのでこの週は「敬老の日(20日)」「秋分の日(23日)」と定休の水曜日も含め19日(日)〜23日(木)の連休となりますのでどうぞご注意ください。

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さらば、現像機

1008genzo 当院では、これまでアナログ(つまり、銀塩フィルム)で単純X線写真を撮影してきました。昨年末あたりから撮影装置の電圧が充分に上がらなくなるトラブルが起き始め、「管球を替える(約150万円、最新機種に比べると無茶高!)」「機種をそっくり替える」などの検討を進めてきました。撮影装置だけでなく、画像化装置も同時にリニューアルしないと銀塩フイルムでの記録では今後の環境問題にも対応できないためDR(診療所レベルでは「NAOMI」程度)かCRか、というところで検討した結果、東芝の撮影機器とコニカミノルタのCRを導入することとし、8月中旬から順次入れ替え作業を進めてもらいました。写真は自動現像機で、壊れてしまったオートフィーダーを撤去し、技師さんのアイディアで手動フイルム投入部にフィルムの箱を用いた「遮光のためのカバー」を取り付け、また老朽化した現像液・定着液のチューブ出しもその場あわせで修理してもらった跡も痛々しく、「よくぞここまで保ってくれた」という状態です。まず、お盆明けの18日から自動現像機を撤去してCRが、そして24日にはX線TV装置を撤去して単純撮影装置が据え付けられ、26日の診療からとうとうフルデジタルの環境移行が実現しました。ということは、現在の建物が落成した当時、父が院長だった頃の大きな遺産がまたひとつなくなったと言うことでもあり、時代の趨勢とは言え申し訳ない気持ちも残りました。ともあれ、件の現像気がなくなったことに伴い、今後はもう現像停止液の臭いに悩まされなくて済むようになります。
 昨27日には当院のCT読影をお願いしている「三勢」の中川社長がOsiriXサポート業者「Newton Graphics」の菅野社長を伴って来訪して来られましたが、夕方の多忙時間だったためゆっくりお相手をすることができませんでした。当院のOsiriXとiPhone・iPadとの連携も「設定を教えていただく」約束が出来ましたのでちょっと先が見えてきた感じです。

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2010.08.14

Medline Citation

 医学論文を検索するのによく用いられるのが「Pub Med」です。ここから「Medline」という医学論文に関する米国のデータベースが検索できます。こちらで「Memezawa」と検索すると僕のほか2名の「Memezawa」さんがヒットします。最近どんどん増えてきたのが「Memezawa, A」さんで、どうも東北大学皮膚科に所属の先生のようです。わが家のご先祖さまが伊達家にお仕えしていたこともあり、親戚ではないもののどこかで由来が繋がっているかもしれません。ちなみに、ウチの長女も「A」ですがまだこちらにリストアップされるような仕事はいたしておりません。また、検索のかなり古い方に入っている「Memezawa, H」さんは僕ではありません。目々澤という姓はかなり珍しいのですが、もしどこかの医学会でお会いできれば嬉しいのですが。
 その中で、僕の古い論文「Penumbral tissues salvaged by reperfusion following middle cerebral artery occlusion in rats」がStroke誌版元からフリーダウンロードできるようになっているのを発見しました。血流再開によって脳梗塞が治療できることを実験的に証明した論文で、かつてt-PAが脳梗塞治療に用いられるようになった前後で何人かのエキスパートに文献引用されたりプレゼンテーションに用いられたこともある自分の記念碑的な論文です。

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2010.08.12

大塚製薬のMR仕様iPad登場

1008ipadotsuka 以前のエントリーで書いた、「大塚製薬のiPad」のお披露目を当院担当のMR(医療情報担当者)さんにしていただきました(といっても、先週の話です、オフィシャルな発表はこちら)。当初の予想では、これまでMRさんたちが持ち歩いていたPCに入っているPower PointのプレゼンテーションをKeynoteファイルに変換して実装するのかな、と考えていたのですが、実際にはPDFファイルをiBooksから閲覧する形式となりました。PDF内で貼り付けられているムービーはそのまま再生が可能です。その他、独立したムービーファイルの閲覧にはGoodReaderが用いられているなど、なかなかしっかり設定されているように感じました。わざわざ講習会も開いてからMRさんたちへ引き渡されたそうで、国内1,300台のiPadによるMR活動が始まります。とはいえ、現状では「先生以外のドクターはiPadで地図を見せたりする方が喜ぶんですよ」ということらしいですが。

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2010.08.11

パンデミック終息宣言と新たなインフル感染者

 新聞ではWHOから「新型インフルエンザのパンデミック終息宣言」が出された、と報道されました(朝日読売毎日)。昨年今頃は大騒ぎだったわけで、ホッと一息、というところです。ところで、江戸川区では6月中旬に何例かのA型インフルエンザの検出例があり、その後小岩地区での学童陽性例が報告されていました。疑わしい例には当院でもインフルエンザ検査を実施していましたが、月曜(9日)に成人のA型インフルエンザ陽性が認められました。パンデミックは終息してもこうした孤発例が続いているのは不気味ですね。
 なお、新型インフルエンザワクチンの買い戻しが発表されました(朝日毎日)が、ということは医療機関の在庫がなくなるということでもあります。2010-11年型インフルエンザワクチンは新型インフルエンザ株(カリフォルニア株というそうです)を含んでいるため、昨年度のように「季節性」「新型」両者の接種は必要なくなりますが、この接種が始まるのは10月以降。それまでの間に再流行がないよう祈るばかりです。
 昨年暮れから本年初めに接種した新型インフルエンザワクチンの予防効果は切れてしまっている頃合いです。江戸川区医師会では残ったワクチンを利用して夜間診療にあたる職員への接種を始めています。僕も前回の勤務(8月2日)の時に相方の先生に誘われて接種していただきました。これが「接種しておいてよかった」という事態にならないとよいのですが。

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