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2011.05.15

プラザキサ新発売記念全国講演会

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 5月14日、標記講演会がザ・プリンスパークタワー東京で全国から905名もの参加者を集めて開催されました。新規抗凝固薬「プラザキサ」は、これまで50年近く使われてきた「ワーファリン」に次ぐ心房細動がある患者さんの脳梗塞発症を予防する薬剤です。ワーファリンでは診察の都度必要であった効果判定のためのモニタリング(現在ではPT-INRで行っています)や、ビタミンKを含む食材(納豆や青もの野菜など)の摂取制限がないなどの利点を有しています。
 当院ではこれまでワーファリンを投与してきた患者さんたちにはこの薬剤の登場をご説明し(すでにTVなどの情報で聞かれることもあります)、ご本人やご家族のご希望を聞きながらプラザキサへの移行かワーファリンの継続かを判断していただいています。通院が大変な方々はワーファリンのまま(新規薬剤は発売後1年間は14日分を超える投薬ができません)、「どうしても納豆が食べたかった」という理由でプラザキサを選択した患者さんもおられました。普通、新しい薬剤が登場してから国内で使用が可能になるまでは約2年近くがかかるものですが、プラザキサは国内600名ほどの参加患者さんがあったものの全世界レベルで18,113名のエントリーを得たワーファリンとの非劣勢試験(RE-LY試験)を経ただけで2010年3月に厚生労働省へ薬事申請され、早くも2011年1月21日に承認されたというスピード診査がなされました。米国での承認も昨年6月だっただけに「なぜ、こんなに早く」といぶかってしまいますが、良い薬がいち早く使えるのはいいことだ(ドラッグ・ラグの解消)、としておきましょう。
 なお、城東地区での講演会が6月28日(月)に予定されており、メイン演者の山下武志先生(心臓血管研究所)の前に、小生が当院での抗凝固療法について講演をする予定になっております。

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