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2011.09.30

脳梗塞の再生治療:Ischemic Brain Forum 2011

 9月29日、杏林製薬主催の標記研究会がホテルメトロポリタンエドモント(飯田橋)で開催されました。脳梗塞で虚血に陥った脳組織をいかに回復させるか、という命題に対する最新のアプローチですが、古くは2007年に「NHKスペシャル」で特集された札幌医科大学での研究があります(文献)。今回の発表は国立循環器病センターの田口明彦先生(文献)と、ヒューストンMemorial Hermann Hospital-Medical CenterのSavits先生(文献)でした。この手の再生治療の初期段階実験では(ラット)胎児脳を実験的脳梗塞部分に移植するなどの手技も取られていたことがありますが、現在では患者さんの自家骨髄液から必要な細胞を取り出し、静脈注射するという手段に変遷してきており、すでに治験レベルまで進行していることが明らかにされました。最後に「この治療で回復するのは虚血に陥った部分のうち”Core”なのか”Penumbra”なのか」という問い(講演座長の鈴木則宏先生)に、Savitz先生は「それはPenumbraに他ならない」と答えておられました。懇親会で鈴木先生に「こうした治療はパーキンソン病やアルツハイマー病に応用されることはないのでしょうか?」と聞いてみると、「その可能性も無いとは言えませんね」とのことでした。

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