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先ほど自分のブログを覗いたらなんとカウンターが「170010」!最近アクセスの進みが速くなっていて自分でも驚いています。これからも「飽きず、焦らず、諦めず」をモットーに書き続けてまいります。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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昨17日、アステラス製薬・ベーリンガーインゲルハイムの主催により、標記講演会が第一ホテル両国で開催されました。城東地区でのアンケート結果をもとにした高血圧治療薬剤選択に関する東京女子医大東医療センター西村講師と久留米大学医学部山岸教授による「糖尿病血管症阻止のためのトータルリスクマネージメント」は大変興味深く拝聴いたしました。
ふたつの演題の合間に「Clinical Panel Report」としてミカムロなどを中心とした症例報告などをパネルにしたセッションがあり、地元の13名のドクターが出展していました。そのうち、おくど総合診療所の篠田先生のご発表が興味深いものでした。もともと、ミカムロの基となったミカルディス(テルミサルタン)は「メタボサルタン」とも呼ばれ、肥満・糖尿病を有する高血圧症に有効性が認められているのですが、先生のご発表はミカムロ投与と同時に「適度な運動療法を負荷する」ことにより十分な降圧効果とともに体重減少効果を高められた、というものです。その運動負荷が(1)元気な人には歩行時に「半歩」歩幅を伸ばさせる、(2)足腰の悪い人には椅子に座ってもも上げ運動をさせる、というものでした。どちらも運動療法としては実施しやすそうであり、是非とも当院でも患者さんたちへの指導に取り入れてゆきたいと考えました。一緒に写真に写っているのは有名な矢田貝先生(獨協医大同門・やたがいクリニック院長)です。
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10月6日、Steve Jobs氏の逝去が伝えられました。
1988年にMacintoshを先輩の稲村先生(故人)に教わり、翌年留学中のスウェーデンまでカミさんにモスクワ経由(到着遅延のためロビーで1泊)のエアロフロート機でSEを持ち込んでもらって以来、Macのない生活が考えられない自分にとって大きな衝撃です。5日の昼休みに、カミさんが何気なくノーベル賞について「このような私たちの生活にあまり関係のない研究をしている人にあげるよりはジョブズさんにあげられないかしら」と言った言葉に何故か涙があふれ「ありがとう、その言葉」としか答えられませんでした。逝去のニュースが届いていなくても二人でお見送りをしていたのかも知れません。
ご冥福をお祈りいたします。ありがとう、Steve。
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この3月から、当院の近くにある特別養護老人ホーム「江戸川光照苑」の配置医となりました。本日は、そちらのスタッフの方々に「新しい抗認知症薬と認知症ケアの方向性」と題した講演をさせていただきました。
講演後、いくつものご質問をいただきましたが、「介護・医療スタッフにおける認知症発病率についての検討はありますか?」と聞かれてしまいました。確かに、これはいままで報告がないようです。慢性頭痛についての医療従事者に対して行った研究は北里大学でありましたが認知症はどうも盲点となっているようです。もちろん、慢性頭痛は「すでに持っている病気」、認知症は「今後の病気」という違いが存在します。
とはいえ、認知症がらみの研究の場合、特に画像検査では「言い出しっぺ(もしくは開発責任者)」がまずまな板に載るのが仁義のようになっているようで、それもやはり「もし陽性だったらどうしよう」という危機感があることが原因だと思います。長い期間のかかる研究かも知れませんが、前向き研究を始めて良いテーマかも知れません。逆に、認知症になった方々のお元気だった頃の職業を念入りに調べるぐらいは今から始めて数年で成果を挙げられるようにも思います。
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10月2日付け読売新聞都内版の「病院の実力:認知症」に、当院がリストアップされました。前回同じシリーズ記事で「片頭痛」でリストアップされた数日後、以前の頭痛の時と同じようなアンケートが送付され、院内でスタッフに「どうしよう、回答しようか、やめようか?」と聞いて「先生はやめろといっても書いて出しちゃうんでしょ?」と笑われたのを思いだしました。
たしかに、尋ねられた項目のうち、「認知症の新患数」「アリセプトの処方人数」「介護保険の主治医医見書の作成数」などはかなり多かったのは事実です。でも、認知症という病気は患者さんやご家族を結局はハッピーにしてあげることが難しく、「どうしたら少しでも患者さんがご家族と幸せな時間を共有する期間を延長できるか」について毎日悩みながら診療に当たっています。正解がなく、ブラックボックスの中でもがいているのも事実です。新しい抗認知症薬も患者さんとの相性で当たり外れがあり、少しずつ使用しながら効果の違いを見極めている最中です。
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本日、自分にとっては3日連続となる研究会出席がサノフィ・アベンティス主催の標記講演会でした。抗血小板剤クロピドグレル(商品名プラビックス)の発売5周年記念の一環として開催されました。メインスピーカーたる矢坂正弘先生(国立病院機構九州医療センター)のご講演でのポイントは以下。
1)無症候性の頸動脈血栓性病変がある場合、その狭窄が50%以上だったとしても内科的な治療(徹底的な高血圧・高脂血症・糖尿病などのリスクに対して、および適切な抗血栓療法)をしていれば予後がよい、という発表もあり、そのうちリスクがうんと高い症例を見極めて脳神経外科医のステント治療・手術治療に回してゆくことが今後の神経内科医の重要な仕事となるであろう。
2)脳梗塞後の血圧管理は(これまでに何度も言われているごとく)'lower the better"である。抗血小板療法と抗凝固療法の必要性を見極めて治療薬を選択しなければならない。
3)頸動脈病変を有する非弁膜性心房細動の症例では抗血小板療法と抗凝固療法を併用する必要があるが、どうしてもどちらかを中止せざるを得ない状況に陥った場合は抗凝固療法を残す。
また、講演会後の懇親会で「ワルファリンからダビガトランに切り替えてしばらく経った症例に偶然PT-INRを測定したところ3.0(!)というデータが出てしまったのですが」という質問をしたところ、「それは腎機能に問題がある可能性があります、APTTもお測りください」とのご返事をいただきました。早速対処することにいたします。現在CRNNやBUNは許容範囲内なのですが、こうして「マーカーがない」と言われているはずのダビガトランに対し、実際に明瞭な腎障害が現れるまえに今後を評価するための検査方法は旧来のPT-INRで良いのかも知れません。
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9月30日、サノフィ・アベンティス主催で標記タイトルの研究会が帝国ホテルにて開催されました。【講演1】の日本医科大学大久保講師の実験データではラットの中大脳動脈閉塞モデルのMRA(!)写真が印象的でした。結構苦労して撮影されたそうです。1枚写真欲しいですね。また、【講演2】の埼玉医科大学国際医療センター棚橋教授のご講演はいろいろ示唆に富んだものでした。以下、列挙すると...
1)脳血栓症の抗血小板治療はオザグレル・アルガトロバン・エダラボンなどの点滴注射薬剤と供に、クロピドグレル(商品名プラビックス)を第一病日から開始するようにしている。しかし、これは閉塞した血管の再開通などをめざしたものでなくA to Aの血栓症の予防に他ならない。
2)一過性脳虚血(TIA)の概念から「××時間以内に症状消失」という項目が無くなり、脳卒中治療センターの仕事として「TIAクリニック:神経症状を一時的に呈した患者さんを短期間入院もしくは外来での集中緊急検査を行うユニット」が必要とされてきている。しかし、そうした施設に心房細動をもっている患者さんが来た時にどう対応するか、という問題がある。本来は入院させてヘパリンによる抗凝固療法を行い、ワルファリン(商品名ワーファリン)の導入(4-5日かかる)を行ってから退院させるのが本筋である。しかし、新規抗凝固剤であるダビガトラン(商品名プラザキサ:4-5時間で効果発現する)を投与して帰宅させる方法もありうる。
3)TIAでも心房細動がなく血栓性の病態であればアスピリンなどでなくやはり効果発現の早いプラビックスを使うことが増えている。この場合、本来は諸外国にならい300-600mgの導入量で使用開始すべきかも知れないが国内販売されている75mgでも「まあ、よし」としている。
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