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2012.03.28

5月連休における臨時休診のお知らせ

 都合により5月1日(火)を臨時休診いたします。祝祭日と重なるため、4月29日(日)〜5月6日(日)までの連休となります。どうぞご了承ください。
 5月の第二土曜の定休は第三土曜に移動し、土曜の休みが2週つながらないように配慮いたします。この点もどうぞご留意ください。
 なお、高血圧・糖尿病など長期服薬中の方はお薬ぎれにならないようご注意ください。

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2012.03.16

研究会2題

1202kosaka城東部認知症研究会(3月14日、主催:武田製薬)
メインスピーカーはレビー小体型認知症で有名な小阪憲司先生。僕は第一席の笠貫浩史先生(順天堂江東高齢者医療センターメンタルクリニック)の症例報告の座長をいたしました。新規抗認知症薬である同社のガランタミン(商品名レミニール)がレビー小体型認知症にも効果があるとは恥ずかしながら知りませんでした。なにせ、使い始めの3症例がことごとく振戦を生じ、「こいつはパーキンソニズムを起こしそうな症例には使えない薬だ」つまり、「きっとレビーには無理」と決めつけてしまい、その方面の文献も一切調べたり致しませんでした。不覚。むろん、リバスチグミン(商品名リバスタッチ、イクセロン)やメマンチン(商品名メマリー)もレビーに有効であることも確認されました。

第4回東部神経フォーラム(3月16日、主催:大塚製薬)
第一席は順天堂浦安病院順天堂浦安病院脳神経内科の卜部貴夫教授、第二席は国立精神・神経医療研究センター病院神経内科の村田美穂先生でした。診療終了が遅れ卜部先生の講演は終わり際しか聞けず、残念無念。村田先生はゾニサミド(てんかん用商品名エクセグラン、パーキンソン病用商品名トレリーフ)がパーキンソン病に有用であることを発見した功労者です。ご講演では、パーキンソン病(以下PD)の治療概念につき、L-DOPA製剤とアゴニストの重みが歴史上何度か入れ替わり、現在はほぼ同じ重み付けになっている、とのご指摘。そのおかげで現在PDの患者さんが10年以上の長きにわたり「薬が効いている間はそこそこ体が動く状態に保つ」ことが出来るようになっているそうです。また、L-DOPAの吸収効率が人によって、あるいは食前食後によってかなり異なることも指摘されました。また、PD患者さんに見られる反復常同行動(Punding)や常同行動コントロール不能(ICD:ギャンブル依存)などを発見するためには「毎日何をして過ごしておられますか?」とか「パチンコや買い物にはまることはありませんか?」などの問診が非常に重要であるとのことでした。また、PDの腰曲がりには「上腹部型」と「腰部型」があり、拘縮している腹筋にリドカイン(麻酔薬)を選択的に5日間連続で投与すると最長170日間まっすぐになっていたという症例もお見せいただきました。

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2012.03.11

お祈り

 東日本大震災からまもなく1年を迎えます。当日はかなりの揺れを自覚したものの(情けないことに)これほどの被害になるともわからず診療をそのまま続けて夕刻のニュースで初めて事態を知りました。
 犠牲になった方々のご冥福をお祈りいたします。また、現在もなお被害のため苦しい生活を余儀なくされている方々へ一日も早く笑顔が戻る日が来ますようお祈りいたします。

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2012.03.10

インフルエンザに関わる登校(園)基準見直し

Photo インフルエンザ治療薬の進歩に伴い、感染した患者さんの熱発が早期に治まるようになり結果としてまだウイルスを有した状態で登校・登園して感染を広げることが問題となっています。このため、厚生労働省では感染症に関わる登校(園)基準見直しを行い、本年4月より施行することとなりました。
 現在、峠を越したとはいえまだ江戸川区ではインフルエンザが流行中であるため、この新基準を前倒しで適応することになりました。お子さんによっては体調も回復し自宅内で「体をもてあます」ことになり、また年少児をお持ちの親御さんにとっては「お子さんが居るため仕事を休み続けなければならない」状態が若干長引くことに繋がりますがどうぞご理解いただきたく存じます。

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2012.03.07

江戸川区合同防災訓練

1203bousai 本日午後1時から江戸川区医師会・柔道整復師会・江戸川区健康部合同の防災訓練がありました。今回のミッションは1)大地震が発生したという想定で対策本部長(医師会長)から医療班が招集される、2)招集に応じ各支部支部長が救護隊長として支部会員へ連絡網を使って招集をかける、3)集合場所にて非常時の連絡に使用するMCA無線機を使って集合状態を本部へ連絡する、こととなっています。
 当院へは13:08に電話連絡が入り、連絡網への電話を入れて自転車でわが第5支部の集合先である小岩健康サービスセンターへ向かいました。MCA無線の使用方法レクチャーを受けていると、本部からの確認無線が入り始めました。各支部ごとに「どうぞ」「了解」と受け答えを始め、こちらからも3名が交代に無線に出て連絡を済ませ、全支部と本部の連絡がすみ、13:50に無事訓練終了となりました。第5支部は6名、同じ場所に集まる第7支部は5名が、柔道整復師会からは2名が集合しました。写真は訓練終了後に第7支部長の白石先生、健康センターの担当者の方々と撮影しました。
 もちろん、非常事態は起こらないに越したことはありません。一部ではこうした無線連絡訓練を毎月行っているところもあるそうです。これだけにとどまらずいろいろな想定での訓練の機会はこれからも増えることでしょう。

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2012.03.05

本ブログのアクセス集計:24年2月

1202 2004年8月に書き始めたこのブログも、18万アクセスを目前にしております。最初の頃はプライベートなことやコンピュータのことなども書きまくっておりましたが、最近は(税理士さんに忠告されて)もっぱら医療・学会情報などに集中しております。それはそうとしても毎日40人もの人が見に来てくれているのは大変にありがたいことと存じております。これからもしっかり更新を続けてゆきたいと思います。なお、PCだと左のサイドバーに表示されている「関連リンク」につきリンクが切れていたものを削除し、これまで業者さんにケータイ用として作ってもらっていたページがPCにも対応したため追加しておきました。こちらのブログをご覧いただける方々には必要ないかも知れませんが事情によっては更新が片方だけになる場合もありますので念のため。

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2012.03.04

子宮頚がんワクチンについて

 子宮頸がんワクチンの取扱いを始めました。原則として当院で接種開始する場合はガーダシルのみでお受けいたします。
 なお、他院にてサーバリックスで接種を始められ当院にて2回目移行の接種を希望される場合は予約申し込みの際かならず接種手帖をご持参ください。なお、接種日に接種手帖のご持参がない場合は接種できない場合がありますのでどうぞご注意ください。
 これらのワクチンはともに子宮頚がん予防のワクチンですが、相互に併用することが許されておりません。従って接種をご希望の場合は間違いが生じないよう十分ご注意ください。

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