6月22日は臨時休診いたします
6月22日(金)は、日本老年精神医学会出席のため臨時休診いたします。どうぞご了承ください。
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Apple Store Ginzaで開催された「MEDISHAREキックオフ 〜ITによる学生からの医療改革〜」に顔を出してきました。プレゼンテーションが4題。現役医学生さんのものが3題。いずれもマイクは持たずヘッドセットを使用、PC操作はリモコン。iPadからの直接投影もありました。「TED」からの影響かも知れませんが、すでに我々年寄りの常識を飛び越えています。また、プレゼンの画面も文字は最小限。画像を巧みに用いて自分の表現したいことを的確にビジュアル化しています。「今の医療をボトムアップで改革したい」という目的を掲げ、「だから皆で情報をシェアしてゆこう」という主張もうなづけます。
神戸大学の杉本特命教授のプレゼンもさすが、彼らのめざすお手本になっておられます。無い物ねだりですが、僕にもあのようなプレゼンができる才能が欲しい、と心の底から思います。最初に同じ場所で「OsiriXの紹介」、次に「iPhoneと医療」でお目にかかった時のことをちゃんと覚えていてくださいました。プレゼンの時、Macを画面の前に立つご自分の正面に置き、後ろのスクリーンを一切振り返らないスマートなやり方(ヘッドセットやリモコンは勿論)はこれからまねてゆくドクターが増えるかも知れません。
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本日、標記研究会が大日本住友製薬東京支社にて開催されました。今回事務局をお務めになったのは日本医科大学千葉北総病院脳神経センターの金景成先生でした。時間の制約で前半の一般講演3題だけ聴講してきました。
金先生の「糖尿病性神経障害に伴う痺れに関する研究」では、糖尿病をお持ちの患者さんが上肢・下肢のしびれを呈した時一般に内科医が「あ、糖尿病性神経障害だね」とVB12製剤などを投与しそれ以上の追求がないケースが多いのではないかという提言でした。実際に脊髄外科の立場で診察してみると絞扼性の障害(脊柱管狭窄症・手根管症候群・足根管症候群など)が発見され、そちらの治療を行うことによって自覚症状の改善されるケースが多いそうです。われわれ神経内科が診ている糖尿病の患者さんと、糖尿病内科・一般内科で診られている患者さんとはちょっと事情が違いそうですが(金先生もコメントしておられました)、自分の感想ではVB12剤でなんとかなるケースは少なく、結構痛みやしびれを訴えられるため脊髄や末梢神経検査をしているため、「確かにそうだね」という印象ですが糖尿病患者さん全体では確かにご発表の通りなのかも知れません。
横浜新緑総合病院:森本大二郎先生の「上殿皮神経障害の診断と治療」というタイトルに「いったいなんだろう」ということでこの会に出かけたのですが、これが今まで医師の間であまり注目されていなかった腰痛の一部だと言うことがわかりました。どんなものかはこちらの井須先生(釧路労災病院)のページで一部ご確認いただけますが、会場で話題になっていた鍼灸師さんのHPもしくはブログでも記載があります。具体的には腸骨粱の正中から4-5横指付近の部分に圧痛点がありそこから外下方に放散痛を呈する病態のようですが、これ、結構ウチの患者さんでよく見られていました。座骨神経痛を患う方に多く観られていたのでその部分症かと思っていたのですが立派な独立した神経障害だったのです。これに対しブロック注射や手術療法が効果あり、という内容でした。実は患者さんのリクエストに対して「トリガーポイント注射」と同等の感覚で施術しておりました。これからはきちんとした理論に則った治療として実施できるのは嬉しいことです。なお、こちらの書籍(井須先生著書)にも書かれているそうで、早速注文をいたしました。
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