ITで変わる医療と教育のミライ:Team医療3.0
銀座Apple Storeで開催された標記イベントに参加してきました。発起人の杉本真樹先生に始まる各人15分のプレゼンテーションとアクティブなトークセッションで4時間近く(予定では3時間)もかかってしまいましたが非常にアクティブで面白く、またちょっと自分の周囲に利用できないか?というシステムの存在も知らされ、大変有意義な夕べとなりました。プレゼンターにはドクター(Facebookで患者さんの情報を時間外で病院外にいるドクターとも共有する)あり、薬剤師さん・看護師さん・医学生さん(MEDiSHARE宮川さん)・デベロッパーさんありと非常に他職種で、それぞれの分野でのITを利用した医療改革(杉本先生曰く「解放」)のアプローチが示されました。
大まかな流れとしては医療情報(特に個人にとっての検査情報やドクターの意見)は、今後どんどん民主化が進み、解放されてゆくべきである、ということだったでしょうか。医学教科書もデジタル化・動画化が進むべきで、「でき過ぎた教科書はだめ、先生が教えるべき場所が残されていると良い」「教科書としては『失敗』も映っているとよりわかりやすい」とのコメントもありました。電子カルテも「モニターはシールドになる、ついたてとなって患者さんと医師の距離を遮ってしまう」などと言った指摘もあり、そのためにはiPadで造った教材だとお年寄りまで自分の手で抱えて見てくれるようになるとのことでした。
われわれ医師はどうしても医師同士の壁の中でディスカッションはしてもなかなか職種を越えて、あるいは世代を超えての討論は普通持つ機会がなく、こうした会がもっとオフィシャルに持ててもいいのではないかと考えました。
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