« 「脳過敏症候群」に関する頭痛学会コメント後日譚 | トップページ | 江戸川ADカンファランス »

2012.09.03

城東心房細動カンファレンス

1209 本日、標記研究会がバイエル薬品の主催にて錦糸町の東武ホテルレバントで開催されました。講師は江戸川病院循環器科部長の慶田毅彦先生で、座長を務めさせていただきました。
 新規抗凝固薬である同社発売のリバロキサバン(商品名イグザレルト)は本年1月に製造承認がおり、実臨床で使われるようになりましたが、昨年発売されたダビガトラン(商品名プラザキサ)とは異なりなかなか売り上げが上がっていないようです。同社社内の情報では原産国ドイツではプラザキサの4-5倍の売り上げがあるそうですが、やはりプラザキサの発売半年でのブルーレターなどの影響もあり、発売早期での投薬に日本中のドクターがおよび腰になっている可能性があります。
 ご講演では、同薬剤のワルファリンやダビガトランに対するメリットやデメリットなどがわかりやすく説明され、さらに最新のヨーロッパにおける心房細動への抗凝固薬の適応基準が変わってきたことへのご説明(CHADS2スコアではなくCHADS2-VaSCスコアで適応検討する、ワルファリンは第2選択となり第一選択はダビガトランかリバロキサバンになった)などがなされました。

|

« 「脳過敏症候群」に関する頭痛学会コメント後日譚 | トップページ | 江戸川ADカンファランス »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 城東心房細動カンファレンス:

« 「脳過敏症候群」に関する頭痛学会コメント後日譚 | トップページ | 江戸川ADカンファランス »