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2013.04.10

第2回東京Eastてんかん診療ネットワーク講演会

1304esat 本日、グラクソスミスクライン(株)主催で表記研究会が両国第一ホテルで開催され、座長を務めました。32名ものご参加があり、日本医科大学脳神経外科太組一朗講師のご講演を中心に、6例ほどの症例呈示とQ&Aを行いました。
 てんかん診療ネットワークとは、てんかん専門医だけでなく、安定した症例であれば通院治療を引き受けても良いという実地医科のドクターも巻き込んだネットワークです。HP開設当初は地域のかかりつけ医による1次診療(プライマリケア)機関と、てんかん診断と(外科治療も含む)専門治療を行う神経学専門医による2次・3次診療機関が公開されてしまっていましたが、現在は二次診療以上と自己申告している施設のみがリストアップされているだけになりました。てんかん診療はかなり専門知識と診断機器の充実が必要なのですが、きちんと投薬維持量が決まれば、ある程度のてんかんについての理解がある一般診療(ウチのようなところ)でも投薬を続けることが出来るようになります。そのため、定期的にこうしたネットワークでの勉強会が持たれているわけです。
 本日の収獲をいくつか。1)てんかん偽発作(PNES)のポイント:発作が単調である、発作中に閉眼している、イヤイヤ様の運動や背中反らしを伴う、数10分続く、舌先端の外傷に留まる、尿失禁まではあっても便失禁は伴わない。2)妊娠を希望するてんかんをもつ女性にはまず抗てんかん薬の投与量減少を試み、妊娠がわかったら投薬量を減らさない方が良く、サプリメント程度の葉酸補充療法を併行する。3)バルビタール・ゾニサミド以外の抗てんかん薬なら授乳も可能。4)抗てんかん薬を服用中の人は、発作が(法令通り)2年間なければ自動車運転はしてよいが、二種免許取得維持(プロフェッショナルドライバー)は不適である(そう言う仕事に就くことは勧められない)。

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