千代田区飯田橋3丁目5番地今昔
「千代田区飯田橋3丁目5番地」。現在、この住所には東京区政会館があります。この住所にはその前、平成9年8月まで日本医科大学附属第一病院がありました。僕は、獨協医大を卒業後ただちにこちらの病院にある内科(日本医大第二内科)へ入局しました。現理事長である赫先生が主任教授になった最初の入局者でした。以来、派遣で2回佼成病院(中野)へ出たりスウェーデンへ留学したりの間を除き、ずっと第一病院で過ごしておりました。この間、二人の娘がこちらで産声を上げました。亡き父が腎不全を患い透析導入されたのもこちらの病院でした。
日本医大の経営が危機を迎え、同時に病院の建物が老朽化して耐震化をせねば病院として存続できないご時世を迎えたため閉院を余儀なくされることになった時、赫教授に内科医局長として幕引きの庶務雑務を行うことを任されました。いろいろ辛いこともありましたが、先輩後輩の方々の協力を得てなんとか千駄木の付属病院への移動を軟着陸させることができました。
今日、さる研究会があり飯田橋を訪れました。ぶらりと九段下から飯田橋駅まで歩く途中、区政会館を見上げ、ここに残した足跡をちょっと振り返りたくなり古い写真を開いてみたのです。また、ネットで検索してみるとこんな書き方をされたページを見つけました。確かに大正の香りを残す建物ではありました。時々疲れた時にはこの病院内とおぼしきところを堂々巡りしている夢を見ます。思い出の写真も数多く手許にあり、何らかの機会にはご紹介したいと思いますが、今日は今昔の対照写真とスタッフとの記念写真だけアップするにとどめます。
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