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2025.07.03

スマホによるマイナ保険証利用がはじまります

 「スマホにマイナンバーが入る」というニュースが流れました。実は、すでにAndroidでは2023年5月からマイナンバー機能が搭載できるようになっていました。iPhoneを有するAppleはこうしたことになかなか対応せず、当時の岸田首相がTim Cook CEOに対応を直訴するという出来事があり、Appleも対応を始め、本年6月23日より標準アプリ「Wallet」にマイナンバーを保存する機能が追加されました。

Apple、iPhoneのマイナンバーカードを提供開始(Appleのプレスリリース)

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 この「スマホに格納されたマイナンバー」を利用し、「スマホによるマイナ保険証利用」が9月から開始されます。これに先立って、7月・8月にこの機能の実証事業が行われることになり、目々澤醫院でも手上げをして参加することにいたしました。このチラシは厚生労働省謹製です。

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 マイナ保険証の各医療機関ごとの入口である「顔認証付きカードリーダー」は、これまで5社が発売しておりますが、先発4社の端末は汎用USBカードリーダーを追加しペアリング操作を行うことによって、「スマホによるマイナ保険証利用」が出来るようになりますが、後発であるキャノン製はすでにリーダーが本体手前の「衝立」の部分に内蔵されていることがわかりました。従って、汎用リーダー追加やペアリングを行わずに、オンライン資格確認端末上での設定変更を行うだけでこの機能が使用できるようになりました。設定変更してオンライン資格確認を再起動すると顔認証付きカードリーダーの画面に「スマートフォンを利用」というボタンが加わっています。

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 このボタンを押すと、「iPhone」「Android」を選択する画面が表示されます。間違えて押してしまった場合には、もちろん「中止する」を押せば元に戻れます。

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 ここでiPhone側でWalletを開き、マイナンバーカードを選択してサイドボタンをダブルクリックし、顔認証を済ませてから顔認証付きカードリーダーの衝立上方にiPhone頭部をタッチします。この当て方にはちょっとしたコツがあり、衝立の上辺あたりにセンサーがあり、そこにiPhoneのNFCセンサー(カメラのすぐ脇、天辺中央)を当てると一番効率が良いことがわかりました。

 これで認証操作は終了となります。

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 キャノン製顔認証付きカードリーダーの衝立には厚生労働省から配布された「スマホをかざす」ステッカーを貼りましたが、例のセンサー部分に小さいハートマークを貼っておきました。受付さんに「ハート部分にスマホの天辺を当ててみて」と言ってもらえば良いように。

 スマホにマイナンバーを格納することについてはいろいろ論争がありますが、Android、iPhoneともに相当検討して搭載しているようです。この点についてはこの記事をご覧ください。

 なお、こうしてスマホに重要な証明書が載ってくるのを知ってか知らずか、独占禁止法などを管轄している公正取引委員会は「スマホのストアの市場開放」を狙った立法化を進めています。いわく「サードパーティーによるアプリ配布の自由化」です。東京都医師会ではこの動きに対し、「医療に用いられることもあるスマホは安全に保たなければならない」と尾﨑会長と僕の連名で法制化に対する反対意見をパブリックコメントで提出しました。

「モバイル・エコシステムに関する競争評価 最終報告」に関するパブリックコメントについて

 しかし、こうした行動にもかかわらず、本件は昨年中にすでに法制化が済んでしまいましたが、細則に対する新たなパブリックコメントが募集されていたため、再度東京都医師会から「医療面で使われるスマホではサードパーティーによるStoreは使わぬような配慮を」とする意見をアップしてあります。本件に関する記事を引用しておきます。

『スマホ新法』は、本当に国民のため?

 いずれにしても、マイナンバーカードは持ち歩いて紛失したりすると一大事。しかし、肌身離さず持ち歩くスマホに入っていればより便利に、有効に使うことが出来るはず。引いてはマイナ保険証の利用率アップにつながることも期待できます。9月からの全国展開を楽しみに待ちましょう。

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