糖尿病と歯周病の関連について講演しました
以前からお世話になっていた日本医科大学付属病院糖尿病代謝内科の及川教授からお誘いを受け、11月13日(土)午後に日本医科大学橘桜会館にて糖尿病週間の催しで講演させていただきました。タイトルは「糖尿病と歯周病の関連」です。両者の間には「糖尿病が悪化すると歯周病が進む」「歯周病が悪化すると糖尿病が進む」という悪循環があり、逆に「歯周病をよく治療すると糖尿病コントロールが良くなる」というポイントもわかっています。歯周病は「歯がグラついてきたら抜いてしまおう」という治療概念では改善が望めません。しっかりした歯周病診断と治療、そして(いつも患者さんたちに繰り返しお話ししていることですが)ご自宅でのブラッシングが非常に重要です。そのうえで、出来れば抜歯をしないで治してゆくのが歯周病治療の肝といえます。歯科医師会では「8020運動:80歳まで20本の歯を残そう」という運動をしているのも歯周病や虫歯などで歯を失わないように、という願いもあるのです。そういったことをお話ししたら、つい40分ほど喋ってしまいました。講演後何人もの方々からご質問を受け、関心の高さに驚きました。
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